国際結婚をして無事にイギリスの配偶者ビザを取得し、夫のいるイギリスへ移住してから2週間が経った。
…暇だ。
暇なのは良くない。私の場合は暇だと余計なことを考えるから、どうしても思考がネガティブになる傾向がある。
ただネガティブに考えて悩むのではなく、何をすべきかちゃんと考えた方が良い。
…いや、そうじゃない。やるべきことはちゃんとあるのだから、暇なはずがない。
「ネガティブにただ悩んでいる時間」は無駄だ。
現地の言語能力の向上と仕事・収入源の確保
私がやるべきことは2点。
英語力の向上と、収入源となる何らかの仕事をすることだ。
イギリスで生活するにはどちらもかなり重要だけれど、どちらもすぐに解決できることじゃない。何か行動を続けてそれなりの成果を自分で実感できるまで、それなりの時間がかかる。
分かってはいるが、どうしても焦ってしまうし、何かあれば私もそれなりに凹む。
国際結婚をして上手くいかず後悔するとしたら、原因は色々あるだろうけれど、言語能力の問題と経済力の問題は根底にある場合が多いのではないだろうか。
だから私は、国際結婚後に相手国へ移住をした人の場合、この「移住先の言語がどれだけ扱えるか」と「現地で何らかの収入源があるか」というのは重要だと思う。
現地の言葉が使えないと不利になることは多い。
現地の言葉がある程度できれば、生活で困ることはかなり少なくなるだろう。 コミュニケーションをとって理解し合うこともしやすくなるし、現地で働ける可能性も上がり尚且つ仕事の選択肢も増える。
また、ある程度収入があればお金に対する不安が減る。
これは意外と生活だけでなく精神面に与える影響が大きい。
子供がいて子育てをすることが最優先だから今は働かないとか、相手に十分な収入があり自分は働く必要がないし働くのが好きではない…とかではない限り、多くの人は何らかの形で社会と関わって仕事をし、収入を得たいと考えるだろう。
この言語の問題と、仕事や収入の問題の両方を抱えている場合は、現地で生きるのが辛くなると思う。
だから自分自身が辛くなる前、もしくはそれが原因でパートナーとの関係が悪くなる前に、この問題をどうにかした方が良い。
運よく誰かの助けが得られるなら、ありがたく助けてもらおう。
自力でやるしかないなら、自力で何ができるか調べ実践し、より良くするにはどうしたらいいか考えて改良し、またやってみるの繰り返しだ。
国際結婚を後悔するとしたら…
私がもし国際結婚を後悔するとしたら、現地の言語が上手く扱えずに発生する問題と仕事がない・収入がないことで自由が制限されることや、自分に価値が感じられずに自信がなくなったときだろうと思う。
表面的には夫とうまくいかないとか、夫以外の人間関係が上手くいかないとか、イギリスが日本に比べて不便だとか、寂しいとか暇だと感じる等、色々あるだろう。
しかし、自分に十分な英語力や仕事があり、ある程度自分が満足のいく収入が得られていて生活に困ることが少ないのであれば、ちゃんと問題だと思うことと向き合っていける精神状態を保っていると思う。
それができれば、国際結婚を後悔することはないだろう。
だから殆どのことは自分で何とか出来る問題なのだ。
自分で何とかできなくても、自分にとって良い方向に自分の認識は変えられる。自分の精神状態が良ければ。
そもそも、こういったことは「国際結婚だから」とか関係ない。
自分がどう向き合うか、の問題だ。
時間はかかるが、向き合うしかない
私のように現地での生活経験もなく、現地で雇ってもらうのに十分な英語力もなく、コネもなく、と無いものだらけの場合、0から自分で生活基盤を築いていかなければならない。
唯一、自分に味方することがあるとすれば、夫の存在だろう。
夫のおかげでしばらくは生活の心配はせずに済むので、英語の学習や自分のやるべき仕事に集中できる。
しかし、ずっとこのまま夫に助けてもらっていてはいられない。夫にかなりの負担がかかるし、何より自分が嫌だ。
現地の言語をより使えるようになること、現地でも収入源を得ることは、それなりの時間がかかるが、私がまず向き合うべき課題である。
…頑張るぞ、と。