まつげエクステ施術者である私が、エクステを付けていない理由

さて、気が付けばまつげエクステの仕事をするようになってから6年が経ちます。仕事にするからには、自分もまつげエクステを付けた方が良いのでしょうけれど、私はエクステを一切付けていません。

理由としては、エクステ施術の細かい作業は好きなのですが、エクステを付けた目元をあまり美しいとは思えないからです。それに加えてアレルギーのリスク、皮膚への影響と衛生面は無視できないですね。

まつげエクステを付けると、メイクをしなくても目元の印象を手軽に変えられますが、私にとっては濃くなりすぎるんですよね。ナチュラルな目元の方が好みなので、エクステを付けた目元に魅力は基本的には感じません。

かなり自然に見えてつけているか付けていないか分からないくらいで、マスカラを付ける必要なし…な仕上がりが好きです。まつげエクステを常時付けている人にとっては、「付けている意味ない」くらいの 笑

また、まつげエクステを付けるとしっかりと洗えないせいか、まつげの生え際が汚い人が多いんですよね。あれを見ていると不衛生で「綺麗・可愛い」以前の「清潔感」の問題を考えてしまうんです。

清潔でないのに「美しい」は成り立たないと思っているので、私の価値観にはまつげエクステの一般的な仕上がりと、衛生面が合わないだけですが。

私がエクステを付けない一番の理由は、エクステで使用する接着剤の危険性です。

このサイトで数記事書いていますが、エクステは瞬間接着剤でまつげに接着しているので、ホルムアルデヒドという有害物質が発生します。ホルムアルデヒドの健康被害・アレルギーが出ないような強い体質であれば、まつげエクステを付けていたと思います。エクステを付ければメイク時間の短縮・メイクしなくても目元の印象を変えられるメリットがありますから。

しかし、仕事をするとホルムアルデヒドの影響で、手荒れ・肌荒れ・喘息のような咳など、アレルギー症状がでてしまうこと、しかもそれが自分だけではなく他のまつげエクステ施術者に多くいる事を考えると、ホルムアルデヒドの健康へ与える影響は大きいのだろうと思うのです。

それが敏感な粘膜…しかも目元の近くで施術後数時間は発生します。少なからず目・皮膚への影響はあるでしょう。

つまり、私にとってはまつげエクステを付けるメリットより、デメリットの方が大きいんですよね。アレルギーに強い体質であれば、まつげエクステを付けることも楽しめたのでしょうけれど、残念ながら私の体は耐えられないようなので。

今はまつげエクステ付けない方が自然で美しいと思う様な価値観を持っているのと、美容技術というのは普段から全力で行使するものではなく、特別に綺麗に見せたいときに効果的に使うものだ!と思っています 笑

だから数日後に結婚式だから付けに来ました!というお客さんとか、気合入れてつけますね。ただアレルギー体質の人は、結婚式数日前に初めてつけるとかいうリスクの高いことは、しないでいただきたいですが。接着剤のアレルギーが出てしまう可能性があるので、数週間前に一度試しにつけてみることをおすすめします。

話がそれましたが、「まつげエクステ施術者なのに、エクステ付けてないの?」と言われることが多いので、こういったことを書いてみました。

まつげエクステは、体質によってはデメリットの方が大きい美容技術である、ということですね。アレルギーでもエクステを付けたいという方は、こちら(アレルギー体質・敏感肌とまつげエクステ)を参考にどうぞ。