今更ながら、着物にハマる

今更ながら、着物にハマる

数年前から、普段着として着物を着て生活がしたいと思っていた。

着物の着付けは、美容の専門学校で選択科目として学んでいたし、美容師になってからも美容の技術練習の一環として、毎週一度は仕事後の勉強会で学んでいた。

着付けの授業が多く選択できた専門学校のカリキュラムと、仕事後でヘトヘトになりながらも無料で着付けを学べた職場の環境は、とても恵まれていたと思う。

しかし、学んだのは全てお客さんへの着付けであり、その多くは成人式用の振袖の着付けであったし、実際にお客さんへ着付けたのは数回しかない。

自分で着物を着る方法は一切学んでいなかったので、「自分で着物を着る」ということに少なからず高いハードルを感じていた。

自分で着るために着付け教室に通おうかと考えたこともあったが、いかんせん「どこかに通う」というのが苦手な私である。結局、着付け教室には通わなかった。

着付けも例外ではなく、英語や大学の学習のように自力で・自宅で学ぶという方法をとったのである。

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母からもらった小紋と紬を着たい

少し古くなってしまったものはあるが、着付けに必要な道具は既に持っている。

自分の着物は成人式で着た振袖しか持っていなかったので、着物・長襦袢・帯・帯揚げ・帯締めと小物の一部を母からもらった。

着物は白・水色の紬と、黄色・橙の暖色系の小紋。

紬は母が自分で着ようと結婚する前に買ったもので、小紋は曾祖母が母の結婚祝いに買ってくれたものである。どちらも40年以上前のものだ。

結婚してからは着物を着て楽しむ余裕は全くなく、どちらも一度も着ていないそうで、どうせ今更着られないから私に使ってもらった方が良いとのことだった。

自分では絶対に選ばないような柄だからこそいいかもしれないと思いつつ、ありがたく頂戴することにした。

私よりも背の小さい母のサイズで仕立てた着物なので、あらゆる長さが若干短いのだが、草履は履かずにブーツと合わせ、普段着として着るつもりなので大丈夫だろう。

着付けを知っていることもあってか、着付けの本を確認しながら自分で着るのは問題なかった。

もう少し慣れれば着付けの時間も少なくできそうだし、普段でも着られると思ったところで、もう少し自分好みの色合い・雰囲気にしたいと思い始めた。

そこで考えたのが、着物と帯や小物の組み合わせである。

帯・帯揚げ・帯締めの組み合わせが楽しい

まず変えたのは、半襟である。

白では汚れが目立つし、顔周りには濃いめの締まった色を持ってくる方が好きなので、そこから変えた。これは簡単で、気に入った半襟を買って縫い付けるだけである。

次に目を付けたのは、帯である。

帯を変えれば雰囲気が変わるし、普段使いであれば名古屋帯や半幅帯でその変化を大いに楽しめることが分かった。

また、帯揚げ・帯締めでも色のバランスを観るのは楽しい。

この色なら合うだろうと思ったものが意外と合わなかったり、逆に予想外の色が合ったり、例えば同じ青でもいろんな青があることを気づかせてくれる。

帯も安価で手に入るリバーシブルの半幅帯を使えば、いろんな形で止められるし、いろんな柄の見せ方ができる。半幅帯に帯締めを使うのも、より着物っぽさが出るから好きだ。

大きなパーツである帯だけでなく、半襟や帯揚げ・帯締めもいろんな組み合わせが楽しめるだろう。

洋服でも自分好みのものばかり着てきたし、服をコーディネートするのは好きだったが、洋服ではここまでの面白さを感じなかった。

これは、着物ならではなのだろうと思う。

これから海外へ行く予定なのに、今この楽しみに気が付くなんて残念でならないが、必要以上の消費は避けられるであろうから悪くはないと考えることにする。

イギリスへ行く前に小物集めを十分に楽しみ、向こうに行ってからは着物を着ていろんな組み合わせを楽しもうと思っている。