縮毛矯正やパーマをかけたら、当日はシャンプーしないように美容師から言われることが多いと思います。
今はあまり気にせずに、当日はシャンプーしないように言わない美容師もいるとは思いますし、薬も良くなってきているでしょうからそんなに敏感になることはないかもしれません。
しかし、そうする理由は知っておいた方が良いと思うので、ここでまとめておきます。
パーマのかかる仕組みはパーマについての初めに書きましたが、1液を反応させて髪の形を変えられるようにし、アイロンかけたりロッドを巻いたりしてやりたい髪の形をつくり、2液で固定させます。
この2液なのですが、髪の中の結合を9割までは固定してくれますが、残りの1割は固定しきれません。
では残りの一割はどうするのかというと、約一日かけて空気と反応させて固定します。
つまり、縮毛矯正・パーマをかけた当日にシャンプーしないようにする理由は、2液で固定しきれなかった髪の中の結合を固定しきるために、髪を空気と反応させる時間が必要だからです。
普段からパーマが落ちやすいと感じる方、少しでもパーマを長持ちさせたい方、パーマのかかりが弱く感じた方はパーマをかけた当日はシャンプーしない方が確実だとは思います。
逆に言えば、パーマがかかり過ぎた場合はシャンプーすれば少しはかかりが甘くなってくれるかもしれません。
上手く利用しましょう。
パーマのやり直しについて
期間は美容院にもよりますが、施術後一週間~10日以内ならやり直してもらえることが多いです。その期間内にお店に行けなかったとしても、期間内に電話で連絡しておけばほぼ大丈夫です。
ただ、パーマがかけ直せないくらい髪の傷みが激しい場合などは、トリートメントをしたり、カットして整えたりということもあります。
よくあるのが、美容院での仕上がりは良かったけど自分でやったらちょっと違う、ウェーブがうまく出ない・・・というもの。
明らかにパーマがかかっていないようなら美容師側に非がありますが、パーマをかけたなら手入れは必要なので、手入れの仕方を教わって自分でスタイリングする努力も必要です。
また、ウェーブが出にくい原因がカットにある場合もあります。(例えば、スタイルが重すぎるせいなど。逆に量が少なすぎても求めるウェーブが出にくい場合があります)
その場合はパーマのかけ直しではなくカットの直しになりますが、出来る限り髪は痛めたくないですよね?だから私はカットでお直しが済む事は、パーマをかけ直すことよりはいいかなと思っています。
そして、思っていたイメージと違う場合。
原因は大体はカウンセリングにあるので、「こんな感じのスタイル」を見せつつ、しっかり話し合いましょう。
基本的にかけ直しにはもちろん料金はかかりませんが、パーマの種類を変えてかける場合は差額分払うこともあります。
せっかくパーマをかけたならそのスタイルを楽しみたいですよね。
パーマのかかりが悪かったり、かかり過ぎていたり、うまく仕上げられないなら、ある程度納得いくまで美容師に直してもらうなり、仕上げ方を研究するなりして自分がやり易いように変えた方が、悶々としているよりはいいですから、とにかく動いてみてください。