2023.7 諸事情あり、仕方なくブログ名を変更しました
美容院で髪をストレートにする施術

美容院で髪をストレートにする施術

ここでは、髪をストレートにする施術であるストレートパーマと縮毛矯正について解説していきます。

ストレートパーマについて

縮毛矯正とストレートパーマの違いがよく分からない方も多いと思いますので、まずはストレートパーマについて説明していきます。

ストレートパーマは、おもにコールドパーマを落とす・髪のボリュームダウンを目的に使います。(パーマの種類のページでも説明しましたが、デジタルパーマ、エアウェーブなどは縮毛矯正でないと落とせません。)

唯一、ストレートパーマで落とせるコールドパーマを落とすだけだとしても、正直に言いますと、普通にストレートパーマをかけるだけではあまり綺麗には仕上がらないです

その為、ストレートパーマはそれぞれの美容師の考え方やお客さんの求める仕上がりによって、施術方法にちょっとした違いが出ることが多いです。


基本的にストレートパーマは1液を反応させて(髪の形を変えられるようにして)、そのまま or コームスルー(やりたい形にする。→ 例、縮毛矯正ならここでアイロン施術。ウェーブをつけるパーマならロッドで巻く。基本的にはストレートパーマの場合はそのままか梳かすだけ)、最後に2液を反応させます(その形を固定する)。

普通にストレートパーマをかける人もいれば、縮毛矯正ほどしっかりではありませんが途中軽くアイロンを通したり、アイロンの代わりにブローをしたりなどさまざまです(使う薬剤にもよります)。

美容師のやり方とどの程度ストレートにしたいのかによって変わります。

ただコールドパーマを落とすだけでいいのか、コールドパーマを落としつつ地毛よりサラサラにしたい・艶もほしいのか。

結局、縮毛矯正にする方も多い気がしますし、今は美容院によっては縮毛矯正しかなくてストレートパーマっていうメニューがない所もあります。

私なら、普通にストレートパーマはかけないですね。…料金にもよりますけど。縮毛矯正を軽くかける感覚でやったほうが綺麗に仕上がるように思います。

縮毛矯正について

髪をサラサラのストレートにしたい…を叶える縮毛矯正。

じつはこの技術、髪へのダメージが美容院のメニューの中で1,2を争います

失敗してチリチリになったとか、聞いたことある人もいるのではないでしょうか。最終的には、髪を傷ませすぎて切るしかなかった…など。その為、毎回毛先まで縮毛矯正かけたいと希望する方が結構いますが、一度かけたところは出来る限りかけないほうがいいです。

毎回毛先まで縮毛矯正をかけたいと希望する人は、毎回のように毛先までかけるからとっても髪が傷んでいます。そのダメージのせいでパサついてしまっていて、さらに毛先がすいてあるからハネてしまう、という方が多い傾向があります。

そんな状態なので、綺麗にまっすぐにしたいから毛先まで縮毛矯正かけたい!!と、毎回毛先まで矯正をかけたくなる…更に髪がダメージを受け、仕上がりが綺麗ではなくなる、という悪循環にハマってしまうのです。


髪が傷んでしまっているから、そんなにパサついて綺麗には見えなくなっているのです。

それなのに、さらに傷ませてしまうのは避けたいですよね。いくら傷んでいるから弱めの薬つかいます、トリートメントもやりますというスタンスで縮毛矯正をかけても、縮毛矯正をかけるということに変わりはないので、当然髪は傷みます。

弱めの薬を使うということはどういう事かというと、髪が傷んでいるから弱い薬を使っても、薬を反応させることができるというだけです。薬を髪に反応させたことに変わりはないので、普通に髪は傷みます。

「弱い薬だから髪は傷まない」わけではないです。

トリートメントもをしたとしても、トリートメントは一時的なものなので、一時的に髪の状態をよく見せるものです。女性が顔に化粧をして綺麗に見せてるのと同じです。

トリートメントの効果があるうちだけ、艶を出したり手触りを良くしたりして、髪の状態を良く見せる事ができます。

しかし、トリートメントの効果が切れてくれば本来の傷んだ姿に戻ってしまう。

その理由は、髪自体に自力で回復する力はないからです。どんなに優れたトリートメントであっても、この事実は変わりません。(参考→トリートメントについて 、髪のダメージについて


以上の理由から、縮毛矯正をかけるならなるべく期間をあけて、さらに出来る限り根元の髪が伸びた分だけかけるようにした方が、長い目で見ても髪を綺麗に保てます。

さて、基本的に髪を真っ直ぐにする縮毛矯正ですが、ある程度高めの料金設定の美容院(つまり、ある程度時間をかけて施術ができる美容院。低料金の美容院だと時間をかけられないからあまり手間のかかることは出来ない。)や、真っ直ぐすぎる縮毛矯正は嫌で、自分のこだわり持ってる美容師であれば、「真っ直ぐすぎるのは嫌」と伝えれば、なるべくそうならないようにかけてもらえます。

やり方は美容師によりますし、仕上がりももちろんそれぞれ違うでしょう。上手い美容師だとナチュラルにかけてくれます。…が、言ったにもかかわらず残念ながらやっぱりピンピンに…なんてこともあります。

それも前に説明したように、真っ直ぐにする薬を使い、真っ直ぐにする技術をしたわけだから、当然と言えば当然です。知識も、技術も、経験も必要なので、ナチュラルに!若干内に入るように!というのはやはり難しいです。


また、かけた後に髪が伸びてくると、根元のクセの影響を受けて毛先がはねてきたり、伸びた分の髪を切った場合にも毛先のツンツンした感じは出てくることが多いので、ナチュラルに矯正をかけても、結局綺麗なのは矯正かけたての時だけのような気がします。

ただ、今は薬がよくなってきているおかげか、いかにも「矯正かけました~」という感じの仕上がりにはならなくなってきました。


扱う薬は美容院によって違いますから、仕上がりがどうなるかはやってみないとわかりませんが、ある程度こだわって良い薬を使う結果がそうなるということは、そういうところにお金をかけられない低料金のお店では厳しいでしょうね。

関連ページ → くせ毛について

縮毛矯正後にウェーブをつけたい場合

縮毛矯正がかかっている髪にウェーブをつけたい場合について、説明していきます。

縮毛矯正というのは濡れた髪でも、乾いた髪でもストレートの状態になっています。その為、縮毛矯正をかけた髪をウェーブにする場合は、濡れた髪でも乾いた髪でもウェーブが出るパーマじゃないとかかりません。

つまり、縮毛矯正後はデジタルパーマ・エアウェーブ・クリープパーマのいずれかでないと、パーマはかからないです。

逆に普通のパーマだと、乾いた時に出るウェーブがつかないので、とてもパーマがかかりにくいです。求めるウェーブが出せずに失敗する可能性が高いのでおススメしません。

また、くせ毛で縮毛矯正をかける方は毛量の多い人が比較的多い様な気がしますが、毛量が多いからと言ってカットですきすぎてしまう(減らしすぎてしまう)と、パーマをかけたくなった時に、毛量が少なすぎて求めるウェーブが出せなくなってしまうことが意外とあります。

普段縮毛矯正かけていても、そのうちパーマをかけたいなら、毛量を減らしすぎないように気を付けてください。