現在、私はイギリス人の彼氏と国際遠距離恋愛中である。
初めて会う人との会話で、結婚しているのかとか、お付き合いしている人はいるのか聞かれたり、友人に彼のことを話すときによく聞かれるのが、「どうやって知り合ったのか」ということ。
今回はそれをテーマに書いていこうかなと思っている。
彼との出会いのきっかけは、英語学習のために利用していた「言語交換サイト」。
3年ほど前、英語の学習を進めていく中で、実際に英語を使わないと出来るようになんてならないと感じていた。そこで、何かいい方法はないかと選んだのが、英語のペンパルサイトを利用すること、である。
まず利用したのが、Interpals。
いい意味でも悪い意味でも軽いノリの人が多く、最初にトライするにはいいサイトだと思う。
いろんな国の人が利用しているが、この程度の英語でも大丈夫なんだ！と思えたので、英語を使うことに対するハードルは確実に下がった。
利用目的は友人づくりから恋愛まで様々だった。恋愛目的で本気の人もいるのかもしれないけれど、これはかなり少数だと思われる。なので、Interpalsで恋愛相手を探すのはお勧めできないかな、と。
そしてInterpalsに慣れてきたころ、浅いメッセージのやり取りでは物足りなくなってきた。長く付き合えるような友人が欲しくなったのである。スカイプなどを利用して話したりする機会を持てたり、旅行に行って会えるような、「リアル」な友達が欲しい！と。
しかし、Interpalsでは長くても3か月くらいのやり取りで終わってしまうような、まだ友人とは呼べない繋がりしか持てなかった。
そこで、日本に興味がある外国人（できればネイティブスピーカー）であれば、会話も続きやすいからいいのではないかと考えた。また、私は日本語を、相手は英語を教えあう「言語交換」であれば、双方のメリットも大きいのではないか、と。
…ということで、次に利用したのがOh my Japanというサイトである。
言語交換サイトというより、日本人と日本が好きな外国人が語学学習、友人、恋愛、観光案内などを目的に利用できるサイトだった。ここで私は英語を、彼は日本語を学ぶために登録していたのである。
言語交換学習と友人探し…のつもりだったが、ここはあわよくば、の精神で 笑
もしいい人がいれば、一度は外国人と付き合ってみたいわーという軽いノリで、恋愛も選択しておいたのだった。
言葉の壁があると、良い関係を続けていくのは無理だろうし、文化の違いもあるから大変だろうし、日本人のパートナーがいいと当時は考えていたので、何の期待もせずにいた。
実際にOh my Japanでも、恋愛目的の人はそんなに多くないように思う。でも、Interpalsよりは誠実な人や、語学学習のために利用している人が多い印象を受けた。
そしてサイトを利用する中で、奇跡的に半年以上メッセージのやり取りが続く相手が出現。しかも毎日のようにやり取りが続く。
読書が好きなで、時々こういったブログを書くのも好きな私なので、メッセージのやり取りでも十分に人間性は出ると考えている。こいつは気が合うかもしれないと思っていたところで、彼が日本に来ると連絡があった。
そして、メッセージのやり取りを始めて7か月後に、彼が日本へやってきた。
日本に来た彼に観光案内をする中、何とも言えない居心地の良さを感じ、滞在中にまた会えないかとこちらからお誘いしたのである。
私には仲の良い友人でさえ2～3日の旅行も行けない（別行動の時間が必要 or 宿泊の部屋は別々を希望）、実家でさえ数時間ですぐに帰りたくなる…と、一人の時間が好きで他人と長時間一緒にいられないという特徴がある 笑
言葉の壁があるのに一日中一緒にいれたんですけど！！！と、自分でもびっくりで、これは逃してはならないと2回目、3回目…私の休日を全て彼と会うために使い、彼が滞在中に5日間一緒に過ごした。
その5日間かけて何をしたかというと、簡単に言うと相手を口説いていたわけである。しかし、相手が好意を持ってくれているんだろうな…とは思いつつ、あちらから何もアクションがない。
う～ん、どうしようかと思っていたのだが、まだまだ英語力のない私はストレートに、「私のことが好きなのか？（どうなんだ？おい）」と聞いたのである。性格的にもハッキリさせないと気がすまなかった。
答えはイエス。それに対する私の返答は I know. いやいや、分かってたから。
彼はただのシャイではなく、どうしたらいいのかわからない感じだったらしい。女性側も時には強引にいかないと！といった感じで、イギリス人の彼ができたのである。
さて、以上が私が日本にいながら外国人の彼氏ができた方法である。
今こうやって思い返してみると、昔の私がこれ聞いても「じゃ、私もその方法で外国人の彼を作ろう！」とはならないなと思ってしまった。たまたま合う人と知り合えただけなのだ。
ただ思うことは、「外国人だから」といった枠にとらわれて見ない方がいいなということである。
価値観の違いは、外国人であろうが日本人であろうが少なからずあるものだ。ただ使う言葉と文化が違うので、相手の文化の特徴を知る行動は必要だと思う。
国際恋愛に語学と相手の文化、さらには自分の属する日本の文化の学習は必須になるであろう。ここはまだまだ頑張らなければいけないところだと思っている。