国際結婚 移住先の国で家族とトラブル

国際結婚 移住先の国で家族とトラブル

国際結婚後にパートナーの出身国へ移住した場合、現地の家族との付き合いに悩むこともあるだろう。

夫の住むイギリスへ移住してから3か月が経ち、まだそんなに時間は経っていないけれど、家族関係について考える機会が多い。

日本の私の家族とは仲が悪いわけではないが、頻繁に家族と会う機会は持っていなかった。イギリスへ来てからは夫の家族と会う機会は多いので、家族との付き合い方を考えさせられる。

日本にいた時、日本の家族とももっと家族と過ごす時間を持った方が良かったのではないだろうか、と。

しかし、そんなことを感じる日々の中で先日、ついに私が恐れていたことが起こってしまった。相手家族とのトラブル(?)である。

でも、これが中々面白かったので、ここに記録しておこうと思う。

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家族旅行 Vilaの部屋割りで不穏な空気

今年の9月に夫の両親と夫の姉家族(子供2人)、そして私たち夫婦を含めた夫の家族全員で、キプロス島へ行くことに決まった。現地でVilaを借り、3家族で2週間過ごすことになったのだ。

8か月も先のことなのに、みんな楽しみにしているせいか気が早いとは思うが、トラブルとなったのは滞在先の部屋割りである。

…みんな、楽しみにしすぎだろ。

先日、夫の姉家族が遊びに来た際、その話題になったようだ。

その時私は、懐いてくれている可愛い姪っ子と遊んでいたので、その話に参加してはいない。

私が姪っ子と遊んでいる間、話が盛り上がっているなあと思っていたのだが、ただの部屋の取り合いをしていたとは。

借りたVilaはベッドルームが4部屋あり、半地下には広いが簡素な部屋、1階に普通の部屋、2階にはバルコニー付きの豪華な部屋と若干広めの部屋、といった作りになっている。

ベッドルームが4つなので、3夫婦で3部屋とし、残りの1部屋が子供の部屋となる。これは誰もが共通の考えを持っているので問題ない。

…問題は、バスルーム(一般的な西洋のバスルーム。シャワーとトイレがある部屋)である。

バスルームは、半地下以外の3つのベッドルームの奥にあり、半地下の部屋にはバスルームが付属していないので、半地下のベッドルーム使用者がトイレ・シャワーを使うには、他の部屋へ行く必要がある。

しかし、子供といっても3歳の子と赤ちゃんだから、親と一緒にバスルームを使うだろう。

3家族に対して3つのバスルームなのだから、各家族で一つずつバスルーム付きの部屋があればよく、これに関しては問題ないと思っていた。

…が、これが問題になった。なぜか。

夫の姉が、自分たち夫婦と子供部屋に2階の2部屋(どちらもバスルーム付き)を希望したからである。

3家族滞在で、自分たち家族の為に3つのバスルームのうち2つを、そして4つの部屋のうち上位2つの部屋を希望することに驚いた。

それは、私たち夫婦と夫の両親の4人で1つのバスルームをシェアして使え、ということになる。

しかもこの旅行の支払いは、全て夫の両親である。(私達は支払いをするつもりでいたが、姉弟間で差が出ない様にと断られてしまった。夫の姉は最初から支払う予定はなかったらしい)

温厚な夫も、さすがにイラっとしたようだ。

「それ言えちゃうの?凄いな」というのが、私の率直な感想である。こんな身近にジャイアンがいたとは。

夫の姉の言い分 

義姉の希望としては、子供が夜起きた時は自分たちのベッドルームへ来ることもあるから、同じ階の部屋にしたい、とのこと。

また、滞在するVilaは、もしかしたらベッドルームを通過せずにバスルームへ行ける作りかもしれないから、2階の2部屋を自分たちが使っても問題ないだろう、とのことであった。

確かに、小さい子供が夜中に階段の上り下りを一人でするとなると、安全ではない。それは防ぐ必要があるだろう。

新しいVilaのせいか部屋の間取り図が提供されていないので、一概に義姉を責められないが、Vilaの説明をどう読んでも、たくさんある写真をどう確認してもバスルームはベッドルームの奥なのだ。

残念ながらそれが理解できなかったのか、分かっていたのかは分からないが、理解できなかったのであれば、それは仕方がない。

因みに、夫の姉の旦那さんは一言も口出ししなかったようだ。

何も言えない、といった表現の方がしっくりくるかもしれない。私が思うに、夫の家系の中では基本的に女性が強いのだ。

時々、ボソッと奥さんにツッコミを入れているのを見かけるが、「…何か言った?」と聞かれて黙る様子を私は目撃している。

…知らなかったんだよね?詳しい部屋割りとか…と信じたい 

夫の姉が、部屋割りをよく確認していないから、知らないからこういう要望が言えるんだよね?…と夫に聞いたのだが、夫の姉はちゃんと分かった上で言っているらしい。

できればこういったトラブルは避けたいんだけどなあと思いつつ、夫の姉の要望はどう考えてもフェアではないので、話し合って解決してもらうよう頼んだ。

相手の予想外の主張に馬鹿らしくて笑えてきてしまうのだが、私の要望はただ一つ。私たち夫婦で自由に使えるバスルームが欲しい、ということだけだ。

さすがに2週間もの間、好きな時にトイレとシャワーが使用できないのは、相当なストレスになる。それなら行かない方がマシだ。

それにしても、やはり私も日本人だからだろうか。

こういった場合は、両親に一番いい部屋を使ってもらうべきだと自然に考えてしまうのだ。支払う金額にかかわらず。

また、子供は両親と一緒に過ごすというのが当たり前の感覚なので、未だに小さい子供と親が別々に寝ることにも、少し違和感を感じてしまうのだ。旅行中ぐらい両親と一緒でもいいんじゃないの?みたいな感覚はあった。

ほとんどは大人と過ごすのだから、バスルームのない部屋は子供が寝るときだけ使う部屋、とするのが良いのではないかと考えていた。

だから尚更、夫の姉の要望が突拍子もないものに感じるのだろう。

バスルームの問題が無ければ、一番簡素な部屋でも構わないと思っていたし、子供がいるのであれば彼ら家族が不自由なく、なるべく快適に過ごせるように協力したいとも考えていた。

残念ながら、こういった思いは一方通行のようだったみたいだが。

よっぽどのことがない限り、のび太にジャイアンへの思いやりは要らないのかもしれない。守りに入った方が安全か。

考え方の違いは、誰にでもある

しかし、義姉からするとこういった要望をするのは、大した問題だとは感じていないからなのかもしれない。

自分の家族と旅行へ行き、滞在先の部屋でお風呂に入るタイミングを調整し合うといった感覚であれば、そこまで大した問題とは感じないだろう。

気を使う必要がないのであれば、不便には感じないだろう。家族だからいいのだと、いつどのバスルームを使っても問題がないのであれば。

自分の家族との旅行である夫でも、バスルームがないのは不便だと感じるようだが、夫の姉はそう感じないのかもしれない。

また、彼らの話す現地語に不自由があり、外から来た私がそういったことをするのはストレスになる、といった想像ができないのであろう。

そういう鈍感さを持った人なのかもしれない。

…それか、ただのジャイアンか。ジャイ子か。

私が英語を流暢に話せて、オープンな性格なのであれば私の受け取り方も違っただろう。

「私も家族なのだから、いつでも、どこのバスルームでも家族のベッドルームを素通りして使ってやるぜ。ベッドルームでだれが何をしていようと知るか!」とできたかもしれない。

でも残念ながら、私はそうではないのだ。

こういった想像力の無い人や、自分たちだけの為に他人の不便を顧みない人とは、極力関わりたくないと考えているので、今回の件でこれからの夫の姉の関わる際には、慎重になるべきだとは思った。

とりあえず、全く考え方の違う相手だということが分かっただけで良しとしよう。

ジャイアンとの付き合い方を学ぶ必要がありそうだ。守りの一手になるとは思うが。

ご両親に相談

…といった感じだったので、夫とともに夫の両親のもとへ行ったとき、上記のバスルーム問題について話に行った。

お義父さんは、夫の姉から2階の2部屋を使いたいという要望を聞いてはいたようだ。

しかし、バスルームの配置を含む、部屋割りを把握していなかったので問題だとは思っていなかったらしい。

夫がバスルームの配置について説明したところ、お義父さんは夫の意見に賛成であった。

それに加えて、2階のバルコニー付きで一番いい部屋は、ご両親が使うべきである、と。…ご両親がまともな人で、本当に良かった。

しかしまだ先のことだし、夫の姉が了承したわけではない。後日、家族全員が集まるときに、話し合うこととなった。

たぶん大丈夫だとは思うが、話し合いで納得いかなければ私には「行かない」という自由もあるはずなので、大丈夫だ。嫌ならドラえもんに頼むか、行かなければいい。

どうしても行きたい場所なら、行きたいときに行きたい人と自分で快適に過ごせるように手配していけばいいのだ。

相手の考えを変えようなんて無駄なこと。だからと言って我慢ばかりする気はないので、合わない相手と関わらずに済むのであれば関わらなければいい。

…私がこういった考えを持っているから、日本の家族とはドライな関係だったのだろうな。

一応はジャイアンとの付き合い方を学ぼうとは思う。

それでも、言い方は悪いかもしれないが「関わる人を選ぶ」ことは、自分と自分の大切な人の幸せを守るために、ある程度は必要だと思うので、限界は決めておこう。