美容師の時も酷かったが、アイデザイナー(アイリスト)の業務委託もなかなか酷い

美容師の時も酷かったが、アイデザイナー(アイリスト)の業務委託もなかなか酷い

12/07/2019

私は今、イギリス配偶者ビザ申請の結果待ちということもあり、正社員としてはもちろんアルバイトで働くことも難しいので、今は業務委託契約のアイデザイナーとして働いている。

実は私は美容師の時も正社員で働いた後、業務委託契約でフリーランスとして働いていた。美容師の労働条件は酷いものだったので(今は少し改善されているかもしれないが)、業務委託契約にした時は契約内容には期待せず、自分の時間を作るために働き方を変えたのである。

学べることも多かったから、後悔はない。因みに、古い情報かもしれないが、その実態はこちらで書いている→美容師の業務委託という働き方 、美容師業務委託の実態

さて今回、アイデザイナー(アイリスト)として業務委託契約で働くのも不利な条件で酷かったので、こちらで記録しておこうと思う。

美容師の時もそうであったがアイデザイナーとして働いている今も、結局は他にもいろいろやりたいことがあり自分の時間がもっと欲しいと、正社員やアルバイトでの働き方は選べなかったのである。業務委託契約のため、当然ではあるが年金や保険は全て自分個人で払う必要があり、交通費も出ない。分かった上での選択である。

業務委託で働く場合、給料ではなく報酬として売り上げの数パーセントをもらう形になる。報酬として支払われるパーセンテージはお店によって差があるが、私が見た限りでは指名なしのフリー客が40~45%、指名客は50~60%くらいが相場であろうか。

それから材料費や何かの手数料など、その他にも支払う項目が設定されている可能性が高い。

収入面を考えれば、元々契約先のサロンで正社員やアルバイトで働いていて、指名客が十分にいてある程度の売り上げが見込めるのであれば、正社員やアルバイトで働くよりも稼げるとは思う。そうではない場合、収入面でいえば正社員やアルバイトよりも不利になるので、業務委託で働く場合はそのへんの覚悟は必要である。

勤務時間に関しては、業務委託であれば自由出勤が多いのではないかと思っていたが、完全に自由に設定できる業務委託先は少ない。毎週の最低出勤日数や時間が指定されていたり、中には正社員やアルバイトと変わらないような条件のお店もあるのだ。

何を優先するかによって、どのお店で働くのがいいかは人それぞれなので一概には言えないが、私が働いた経験と聞く範囲・知っている範囲で他のお店の条件も併せて考えれば、業務委託契約はフリーランスのアイデザイナーに不利な条件であることが多い。

私の場合は時間の自由が絶対条件だった。報酬に関して言えばどこもそんなに変わらないだろうと思っていたので、完全自由出勤で通うのに負担にならない範囲で調べたら一か所しかなかったため、そこに決めた。

時間の自由はやはりメリットが大きかったが、報酬面では酷い結果になった。

契約先独自の計算方法で算出されるのだが、平均的には売上の約45%の報酬である。そこから材料費が売上の約4.6%分引かれ、更にその他に何らかの手数料などが引かれてしまう。この時点で報酬の還元率は40%を切ることが多いので、かなり搾取された。

契約の際に材料費の計算方法を正確に説明されなかったので、こちらにとってはかなり理不尽な計算方法であることが後から判明したのである。説明が不十分だったのか、ただ私が説明された時にはそこまで思い至らなかったのか、相手の説明を自分の都合よく判断したのかはもう覚えていないが、勉強になった。

確かにムカつきはするのだが、痛い目見た後の方がそこから学んで成長する気がしているので、早いところ嫌な気持ちは忘れた方がいい。

ということで、まつげエクステは美容師の仕事ほど材料費はかからないのだが、契約先の店では材料費が高額で驚きだった。因みに材料費の内訳は情報公開されない為、言われるがままに引かれてしまう。

更に仕事で着用するユニクロのTシャツと、どこかのメーカーのエプロン、その他に店側が用意した事務用品代として、契約終了月に1万円が引かれた。単純に計算しても、1万もしないのだが 笑

交通費もかかるし、店内の足りない設備の小物も自費で用意したので、その他にも経費が掛かっている。報酬から経費を引いた自分の利益少なさと言ったら驚きで、支払われる報酬は美容師の業務委託の方がマシであった。

予定外に国際結婚と海外移住をすることになり、仕事のことで何かする気力はなかったので今回は後から交渉したりと行動は起こさなかったが、それが無かったら改善のために行動していたであろう。

美容師やアイデザイナーの業務委託契約で働く場合、基本的には契約先の提示した条件で納得すれば契約して働く感じで、条件面を自分で細かく交渉して決められることは少ないように思う。時間の自由が最優先なので報酬には期待していなかったが、これだけ搾取されるとは思わなかった 笑

お店側に余裕がないのは経営状態を見て分かっていたので、搾取されるだろうなと覚悟はしていたが、想像以上の搾取っぷりに美容師のころを思い出してしまい、またかよと思って笑ってしまった。

…というより、そりゃあ今の美容業界のシステム上こうなるよね、とも思うのである。

結局まつげエクステも美容業界の仕事なので、先行者利益が得られた時期を超えて今のように一般的になってくれば、労働条件も少し悪くなってくるだろうなとは予測はしていたが、自分が関わったお店でここまでの搾取にあうとは想像していなかった。

私も甘かったのだ。勉強になった。

美容業界で働いて十数年を振り返ってみると、長く働きたいとは思えない環境だとは思うのだが、フリーランスで働きやすかったり、技術を身に付けておけばまた働けるお陰で、思い切って他のことに挑戦する機会を得ることができた。そういった面で考えれば選んでよかったと思う。

せっかく面白い体験をしたので、また自分の糧にしてやろう。持ちネタが増えたと思えばいいか!