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技術を身に付けるスピードには個人差がある

技術を身に付けるスピードには個人差がある

美容師アシスタントをしていて思うこと、それは「早くスタイリストになりたい!」…ではないでしょうか?(今は昔ほど辛い修業期間ではなくなっているかもしれませんが。)

もちろん、私もアシスタントをしていたときはそう思っていました。

肌が弱くて手荒れにはかなり悩まされましたが、私は運よく手先が器用な方でしたし、美容の仕事が好きだったので技術だけでなく、お店の勉強会とは別に個人的に美容理論も勉強していたせいか、技術を身に付けるにあたっては(テストに合格するまでの練習に限り)あまり苦労はしませんでした。


技術を身に付けるスピードには個人差があります。

…ですが、もし自分は不器用だから仕方がないと思っている人がいたら、ちょっと待ってください。

技術を身に付けるにあたって、人には大きく分けると2種類のタイプがいます。

・練習をしていくうちに、割と早い段階で感覚で「こうすると上手くいく」と分かってくる、感覚で身に付けられるタイプ

・こういう結果にしたいから、こうする(例 この形にするためにはこの角度で引き出す必要があるから、この角度!)と美容理論を理解したうえでその感覚を体に覚えさせていくタイプ

※ちなみに、最強なのが理論もしっかり理解している上に、センスがあるのでしょうね、感覚でやってもすんなり身に付けてしまう器用な人もいます。

もし、ただ「このくらいの角度でこうするように教わったから」、「先輩はこんな感じでやっていたから」という感覚だけで練習をしていて技術習得に時間がかかっているようなら、まずは美容理論を理解してからやってみると技術習得に今までほど時間がかかることは無くなるかもしれません。

感覚ですんなり身に付けられる器用なタイプではないのに、ただ何となく練習をしていると余計な時間がかかってしまいます。


技術にはちゃんと理論があります。

求める結果を出すためにはどうしたらいいのか、なぜこの角度なのか、それを理解して意識するだけでも習得するスピードは変わってくると思います。

教えてもらう先輩も、感覚よりの人・理論よりの人といろいろです。(ちゃんと理論も教えてもらえるとは思いますが、感覚で身に付けた人の中にはまれに理論を説明できない人もいます。)

自分のタイプと合う・合わないもあるかもしれませんが、どちらかというと不器用で技術習得に時間がかかるとしても、諦めないでくださいね。

理論がしっかり頭にはいていれば、後輩に教える時にもお客さんに説明するときにも役立ちます。


やる気があって、美容師の仕事を理解したくて、たまたまこのサイトに来て下さった美容師アシスタントさん、このサイトが少しでもお役にたてたら嬉しいです。

厳しい世界ではありますが、頑張ってくださいね。