先週末、着物を着てKing’s Lynn周辺をお散歩してきた。
グーグルマップでどこに行こうかと詮索中、King’s Lynnの町の中心から少し離れたところにCastle Risingがあり、写真で見た感じが私の好みの場所だったので行ってみた。
引退する女王一人に対し、多くの使用人を引き連れて(確か33人だったかな?)この地に来たのかあ…。引退するとは言っても、やはり女王の地位と権力ってすごいんだろうな。
イギリスに来てからの観光場所として、こういった復元されていない建物を見ることが多い。
最初は、なぜ復元しないのだろうかと思っていたが、維持するだけでも費用が掛かるだろうし、復元となると相当な費用が掛かるのだろう。
また、イギリスは日本と違って木造ではないし地震もほとんど起こらないので、古い建物が多く残っている。
歴史的な建物の全てを復元するのはできないのだろう。
こうやって時間の流れのままに、そのままの状態を維持するのも良いのかもしれない。
元の姿を想像するのも楽しいし。
そんなことを考えながら、次はKing’s Lynn周辺をウロウロ。
St Margaret’s Church、Greyfriars Tower、Red Mount Chapel、地元の図書館も素敵だった。
イギリスに来てから、いろんな町で教会を見かけてきた。
街にいくつかの教会があるのが普通で、慣れてくるとどうしても素敵な教会を見かけても感動は薄れてくる。
St Margaret’s Church は久しぶりに教会ってやっぱり美しいなと思わせてくれた。予想以上に大きい建物で、ステンドグラスも見ごたえがある。
King’s Lynnのこの教会に行ってみたいと思ったのは、放送大学のWalking with Writersの授業で取り上げられたからだが、まさか来ることができるとは思わなかった。その分感動も大きい。
King’s Lynnのメインロードを歩いたが、お店が減ってきているのか活気があまりなかった。こういった大きな町でもそうなってきているみたいだ。
日本でも大都市に人が集まり地方の衰退が進んでいるが、イギリスでもそういった傾向があるらしい。
でも、街の中心部は車の渋滞ばかりだから、人はいっぱいいるんだろうな。
今までで一番、この町の道が分かりにくかったので、次に来ることはないかもしれない。こういう分かりにくい道は嫌いだからなぁ…地図見て道案内できないと夫と喧嘩になるし。
日本人で観光しにくる人はほとんどいないだろうけど、素敵なところだなあ、King’s Lynn。