4年経っても見つからない…Amazon海外発送を利用してでも、私が日本から購入したい生活必需品

4年経っても見つからない…Amazon海外発送を利用してでも、私が日本から購入したい生活必需品

気がつけば、イギリスへ移住して4年が経っていた。

時間が経つのは本当に早い。毎年、年末のこの時期になると、一年早かったよねという会話を友達と交わすけれど、毎年思うのは一年経つのが年々早くなっていくということ。あと10年、20年経ったら、どれだけ時が経つのを早く感じるのだろう。怖いな。

さて、イギリスで暮らし始めて4年が経ち、ここでの暮らしにも慣れてきた。

食生活や日常生活で必要な消耗品などは、基本的には郷に入りては郷に従えということで、なるべくここイギリスで手に入るもので気に入ったものを見つけようと探し、色々試してきた。使いにくいけれど使っていくうちに慣れた物もあるし、食生活もそれなりに折り合いをつけつつ、イギリスでは美味しいハムやチーズ、ソーセージ、ベーコンなどがあるので、そういったものを楽しむようにしている。

日本で生まれ育ったのだから仕方ないとは思うけれど、割高になってもどうしても日本食が食べたい。だから醤油と味噌、鶏がらスープの素などの調味料は常備している。どうしてもここでは食べられない日本食は、考えるとストレスになるのでもう考えないようにしている。

そんな中でも、日常生活で私がどうしても欲しい、日本でしか手に入らないものがいくつかある。だから年に1度か2度は、Amazonの海外発送を利用して手に入れている。

どうしても欲しいものの一つ目は、本。

読書が好きなので、本は欲しい。kindleで買えるものはkindle版で購入しているけれど、kindle版が無いものや何度も見返したりしたい本や娘の絵本はAmazonの海外発送を利用して買っている。

日本は本にも消費税がかかるけれど、イギリスは消費税がかからないので安く買える。重い本は結局送料が高くつくので税金分なんて誤差のようなものだけれど、それでも無税なのはありがたい。

二つ目は、下着・インナー。

気候や文化の違いはあるのだろうが、日本にはインナーの種類が豊富で肌触りが良いものが多い。これに慣れてしまっているので、イギリスで私が購入できる価格の範囲内で手に入る物は、肌触りが好きじゃなかったりそもそも質が悪く、到底納得のいくものではなかった。

冬に必須の腹巻インナーはいくら探しても見つからず、温かインナーで検索しても素材や厚さ、デザイン等は選べるほどの選択肢がないので、何度か買ってみたものの直ぐに着なくなってしまった。こういった経験から、インナーは買ってもどうせ着なくなるだろうな…と思って買うのを諦めたのだった。

また、下着もインナーと同じく形や素材、デザインなどが好きではなく、価格もこの値段でこの質かよ!?とイラっとすることが多かった。

日本で購入していたものより価格は高いのに肌触りは良くないし、付け心地・履き心地も悪い。そこそこ安くて肌触りも許容範囲内の物があっても、直ぐに解れたり破れたりして着れなくなることもあった。ブラも希望の素材・形・デザイン・価格の物が無く、それでもちゃんとサイズを測って確認し、いくつかサイズを試してみたけれど体に合わない。

移住して3年でいろいろ試したが、時間もお金も勿体ないので、インナー・下着類はイギリスで買うのを諦めた。

三つ目は、化粧品。

まずはファンデーションの色味についてだが、イギリスはいろんな人種の人が住んでいることもあってか、様々な肌色に対応できるよう、ファンデーションは探せばいろんな色の種類がある。恐らく、もっと探せば自分に合う色なども見つけられるのだろう。

イギリスでアジア人向けっぽいファンデーションの色があっても私の肌には微妙に馴染まなかったり、色味・明るさ・質感がイマイチだったりする。アジア系、黄色人種と言っても肌の色はそれぞれで微妙に違うのだから、それは当然なのだろうけれど、自分に合うものがなかなか見つからなくて本当に困る。

当たり前のことではあるが、日本のファンデーションは日本人の肌色に合うような色展開がされている。たった4つ、5つの色展開の商品であっても、ある程度自分に合った色を購入するのは難しくない。しかも安くても私が十分納得して使えるクオリティの物が手に入る。

ファンデーションだけでなく、目元・口元などのポイントメイクも日本人の肌に合うような色展開で作られていたのだなと、実感する。日本もイギリスのように多民族国家になれば、化粧品の色展開もそれに沿ったものに変わるかもしれないけれど、今のところ純日本人である私は日本の化粧品が肌に合うのは当然のことなのだろう。

また、地味に困っているのが、お湯で落ちるマスカラやアイライナーがほとんどない、ということ。私は肌への負担を考えて、基本的にメイク落としは使わないので、マスカラなどはお湯で落ちるタイプでないと困るのだ。

こちらの人達はメイクする時は当然ガッツリメイクで、そうでなければスッピン、みたいな傾向がある。日本のように普段から(常に)ナチュラルメイクをする感じではないので、その違いのせいだとは思うが、マスカラ・アイライナーを使ってメイクしたなら、当然メイク落とし使うでしょ!という感じがする。

だから、お湯で落ちる等といったものは、その商品を選ぶ重要なポイントにはなりえない。ウォータープルーフかそうでないか、メイク落としを使うことは基本でその上で落ちやすいかどうか、が問題なのだろう。

ウォータープルーフでないフィルムタイプのマスカラで、オフしやすいと口コミされているものを買ってみたら、日本のお湯で落ちるタイプと似たような感じだったので、一応それを使っている。お湯で落ちるアイライナーも欲しいのだが、そもそも私が欲しいブラウンブラックのような色が無く、お湯で落ちるかもわからないので購入は諦めた。

化粧品が自分に合う色か、好みの色かなどは実際に使わないと分からないことも多いし、お湯で落ちるタイプのマスカラなどは殆どないので、下着同様色々試したが送料がかかっても化粧品は日本から購入した方がいいという結論に至った。

日本ではあまり見ないような色合わせもあるし、色展開も豊富なので、イギリスで化粧品を探すのは結構楽しい。良い化粧品ももちろんあるのだろうが、私好みのものがまだ見つからないというだけなので、もう少し時間や金銭的余裕ができたらゆっくり探して試してみたいなとは思っている。

以上が4年経ってもイギリスで見つけられず、Amazon海外発送を利用してでも欲しい私の生活必需品である。

基本的に、日本の商品はイギリスに比べて安くて質が良い。商品だけじゃなくてサービスも日本の方が断然いいから、その面と食生活に関しては、無性に日本が恋しくなる。本、下着、化粧品を買う際、イギリスにはない便利用品・タオルハンガーや書きやすいボールペンなども買っているので、Amazonの海外発送にはとてもお世話になっている。

燃油価格の高騰か円安の影響かは分からないけれど、数年前より明らかに送料が高くなったのは残念だけれど、暫くは日本から必要なものを買い求める生活は続くと思う。本当に、便利な世の中でよかった。