先日、いつもとは別の歯医者に行ってきた。
通っている歯科医に、親知らずを利用して失った左上6番の穴を埋める部分矯正をしてもらいたいとお願いしたところ、同じ歯科医院の別の歯医者(歯列矯正専門なのかと思ったのだが、インプラントを強く勧められたので、よく分からない) を紹介されたからだ。
イギリスで親知らずの部分矯正は可能か?
私は1年ほど前に、左上6番の歯を抜歯せざるおえなくなってしまった。
親知らずがある程度綺麗に生えていた為、抜歯後に矯正で7番と親知らずを移動させて6番の穴を埋めることができると、日本で通っていた歯科医に勧められていたので、イギリス移住後にそのための矯正をしたかったのだ。
通っている歯科医と話した感じだと、その治療は可能そうだと思っていたのだが、紹介された歯科医からはあまり良い感触は得られず、残念ながら諦めるしかなさそうだ。
彼はインプラントが良いといった考えを持っていて、矯正は可能だが上の歯列を全体的に矯正するしかなく、6番を失い開いてしまった距離を詰めることはできるが開きすぎていて埋められない、希望通りの結果にはならないと説明された。
また、全体的に歯をずらすことになるので、恐らく前歯の中心もずれるとも言われた。この説明からだと、この時点で矯正をするメリットは見当たらない。
インプラントにもメリット・デメリットがあると思うのだが、そういった説明は一切なしで、結局はインプラントを勧められた。
とにかく考えがまとまったら、また来てくれと言われた。…というより、インプラントにする決意ができたらまた来てくれ、といった感じだった。
ただ、もう彼のもとには行かないだろう。
途中から彼の説明が一切頭に入らず、私にとって彼の英語はただの雑音と化してしまったので、どうにもならなかった 笑
肌つるっつるで青い瞳で一見綺麗なんだけれど、どことなく性格の悪さが見え隠れするな…なんて考えながら時間は過ぎていった。
そして2回ほど、彼のカウンセリングを受けに行ったのだが、私の希望する治療を受けるのは無理だと悟った。
歯医者に限らないが、私は何かの選択をする際にメリットとデメリットの両方を説明しない人は信用しない。
簡単に言えば、相性が悪いと思ったのだ 笑
イギリスで親知らずの部分矯正は可能だが、日本と同じでできるかどうかは歯科医によるようだ。
親知らずを利用した部分矯正が難しいからなのか、日本でもそういった症例はネットで探しても少ないし、イギリスでもそれは同じだ。
それよりもインプラントや全体矯正の方がお金になるから、といった面もあるのかもしれないが、イギリスで親知らずを利用した部分矯正をやってもらうのは難しいようだ。ロンドンならもう少しできる人もいるのかもしれないが。
諦めるしかないか
確かに、私が求める部分矯正は難しいのかもしれない。
イギリスへ移住するために矯正の治療がスタートできず、抜歯してから時間が経ってしまっているし、失った6番は大きい歯なので、矯正で移動させてもその穴を埋められない可能性があることは私にだって理解できる。
しかし、上の歯全部を矯正したくはないし、インプラントも嫌なのだ。
矯正で上手く6番の穴が埋まらなくてもいいから、部分的に矯正をしてもらいたかったのだが、残念ながら上記の歯科医には頼めそうにない。
通っている歯科医院で信頼できそうな歯医者に勧められた歯医者でこうなのだから、どうしてもやりたいのであれば他の歯科医院へ行くしかないだろう。
私の英語力で、こういった歯科医とのやり取りはまだ難しいので、夫の協力が必要なのだが、歯科医巡りの為に夫の休みを取ってもらうのは申し訳ないと思う。
だから、自力で歯科医とやり取りできるようになるまでは、今の状態で我慢するしかなさそうだ。
自分の拙い英語力が憎い。いや、英語力があったとしても歯科医が私の希望を聞いてくれなければ、どちらにしても出来ないのだが。
部分入れ歯も嫌だし、ある程度綺麗に生えているとはいえ親知らずは歯磨きしにくいので、また虫歯になってしまったら部分矯正して6番の穴を埋めて活躍してもらうことも無理になる。
このまま何もせずに穴の開いた様態で過ごすのも、前後の歯に負担がかかるだろう。
部分入れ歯にして、結局は親知らずも抜くことになってしまうかもしれない。
イギリスへの移住を2~3年遅らせれば、部分矯正して快適に過ごせただろう。でも自分と夫にとって適切な時期でのイギリス移住を選んだ。
これは仕方のないことだったと思いつつも、タイミングよくいい歯科医に恵まれていたらなあ…とも思う。
本当に、どんな歯科医に治療してもらえるかって大事だよね…。諦めたくないけど、今回は諦めるしかないか。
インプラントと歯列矯正の金額
せっかくなので、私がイギリスで通っている歯科医院のインプラントと歯列矯正の金額を紹介しておく。(参考価格の日本円は2020年1月23日現在)
- インプラント 1本 2500ポンド(約35万8600円)
- 歯列矯正 上のみ 3500ポンド(約50万2000円)
- 歯列矯正 上下 7000ポンド(約100万4000円)
残念ながら、部分矯正は取り扱い無し 笑
個人的には、日本よりは安くできると感じたのだが、あまり変わらないかな?
日本では通院して別途で費用が掛かったりするが、イギリスではその歯や治療にかかる金額はシンプルに一度で請求されるので、総額はこちらのほうが安くなると思う。
金額よりも手術内容というか、歯医者の腕や歯科医院の設備なども気になるところだから、金額だけでは何とも言えないが、参考までに。