姉弟がいたほうが良いか。一人っ子だと可哀想なのか。
私は姉弟がいて良かったと思うこともあるし、一人っ子だったら良かったのにと思うこともある。姉弟がいても一人っ子でも、どちらにも良い面と悪い面があるので、どちらが良いかは親がどういう人か・自分の置かれた環境・自分の性格や特性などにもよるのであろう。
私の両親の能力から考えると子供3人は完全に彼らのキャパオーバーで、残念ながら私は幸せな子供時代を過ごせなかった。これは私の性格や特性にその環境が合わなかった影響もあり、親だけのせいではなく私の運が悪かったとしか言いようがない。
私は自分の子供に対して、姉弟がいたほうが良いとか、姉弟を作ってあげたい等とは思ったことがない。私と夫が子供を何人欲しいか、ということが問題であって、子供のために姉弟をといった発想にはならない。子どもを持つかどうか、そして子供を何人もつかは完全に親の都合で、いくら子供の為にと思っていても結局は親の都合でそうなっているだけである。親の都合なのに恩着せがましく「子供のため」とかいうのは好きじゃない。
子供が幸せな子供時代を過ごせるかは、たまたま用意された環境や親の関わり方によると思っている。子供にとっては「運」としか言いようにないもので、ほぼ決まってしまう。一人っ子だろうと、姉弟がいようと、この環境でこの親の元だから幸せに過ごせた、もしくは辛い子供時代だった、という感じなのだと思う。
また、親との関係が良かったとしても、姉弟との相性が悪いということもあり得る。これも運としか言いようにないもので、こんなことを考えだしたらキリがない。だから、一人っ子でも、姉弟がいてもどちらでもいいと思っている。
私がよく思うのは、姉弟がいたほうが良いというのは誰にとって?…親にとって、だということ。姉弟がいれば安心というのは誰にとって?…親にとって、だよね。「姉弟仲よくして欲しい」「姉弟がいれば助け合える」「姉弟がいれば安心だ」…というのは、親の希望であり、親からの視点である。
相性の悪い姉弟ならいないほうが良いという場合もあるだろうし、親と姉弟がどちらも自分にとって毒になるような人だったら最悪である。
姉弟がいても、大人になってそれぞれ家庭を持てば、大切なのは自分の家庭になる。自分で選び、築いた家族が自分にとって一番大切になるのは自然なことだ。姉弟は大事ではあるけれど、親がいるからこそ家族として関わっているだけで、親が亡くなれば接点が少なくなるものだと思う。
姉弟の近くに暮らしていたり、日ごろから接点が多いのであれば話は別だが、基本的には姉弟との繋がりは親ありきの物である。親ありきの物なので、姉弟といい関係が築けるかというのも、親の関わり方や親が与えた環境による影響が大きいと私は思っている。
子供の将来のことを想うのであれば、子供に姉弟がいるかどうかより、大人になった時その子に信頼できるパートナーがいるか、の方が大事だと思っている。だから信頼できるパートナーを得る・家庭を持つということに子供が前向きに捉えられるような家庭にしたい。もしくはパートナーがいなくても、仕事や友人との関わりが多くあって生きていくのに困らない、不安が少ないという状態でもいい。
姉弟がいたほうが良いか、なんて考えるだけ無駄な気がしている。だって、子供にとっては親や環境を含め、姉弟に関しても「運」だから。いいかもしれないし、悪いかもしれない。
人によっては、子供が兄弟を欲しがったからという理由で複数の子供を持つ人もいるだろう。それはそれで素敵だと思う。でも、私は「子供のため」に子供の人数を増やすということはできない。子供の数が増えれば確実に、私にとって日々の生活の難易度が上がるからである。
一人っ子か姉弟がいたほうが良いのか、ということの前に、親として子供に何ができるかを考えてしまう。できるだけ幸せな子供時代を過ごしてほしい。子供でいられる貴重なこの時間を、子供らしく過ごしてほしい。
子供が1人か・2人かというのは私にとって大きな違いだとは感じないけれど、子供がいるか・いないかというのは大きな違いだった。娘がいて本当に良かったと思うことは数えきれないほどあり、娘がいない人生など考えられない。
胞状奇胎や流産といった辛い経験をしても、この子がいるだけで幸せだと思えたし、一人でも子供に恵まれて本当に運が良かったと思う。だから今ある幸せを守る、という行動に出ても間違いではないよな、とも思うようになった。無理して2人目を望まなくてもいい。苦労した分は報われて欲しい気はするけれど、ぶっちゃけ、どちらでもいい。
娘一人でも、二人目に恵まれても、どちらもそれなりに楽しめる。人生、楽しみ方は色々あるし、40代になって更に子供を望んで人生の難易度を上げようとするなど、愚かだなと思う自分もいる。実らない努力もあると重々分かっているのに、40代は妊娠に適した年代ではなく上手くいく確率が低いのに妊活をするなんて、マジで愚かだと思う。
でも、愚かだなと思いつつ、この愚かさに付き合うのも悪くないと思っている。何かに向かって行動するって楽しいから、子供二人目を授かれなかったら、また何か0から1にすることをやってみたい。子供がいるか・いないかほどの差を感じるものは、なかなか体験できないだろうけれど。
