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娘を出産して1年半、つくづく思った事→核家族で子育てとか無理

娘を出産して1年半、つくづく思った事→核家族で子育てとか無理

娘を出産して1年半が過ぎた。

最近娘は、公園に行ったり外へ散歩に行くと、やりたいことができない・行きたい方向へ行けない時には地面に転がって、こちらが思わず笑ってしまうほど全力で嫌だと主張してくる。

この1年半でつくづく思ったことは、核家族で子育てとか無理だろ!ということだった。みんな普通にやっているけれど、誰かの助けがないとキツい。私は外で働いていないので家事と子育てを主にしているけれど、特に娘が一歳になるまでの一年はそれだけでいっぱいいっぱいだった。働いて、家事をして、子育てまでやるのは、イギリスに移住して頼れる親も友達もいない私には絶対に無理だということを身をもって知った。日本にいても私には無理だと思う。

私は子供が小さいうちはできる限り一緒にいたいので、子供を預けてまで働きたくないと思っている。保育園とかでなくとも誰かに預けて子供を見てもらうより、自分が子供と一緒にいたい。子供の成長を見ていたいし、もっと自分の子供のことが知りたい。子供にべったりしすぎるのは良くないかなとは思いつつ、こんなに可愛い娘とずっと一緒にいられるのは今だけだと思うと、少しの時間も無駄にしたくない!離れたくない!と思ってしまう。

今の時代は女性も働くのが普通で、共働きだったりシングルマザー又はシングルファザーであることも珍しい事じゃない。働いてお金を稼がないと生きていけないし、家事や子育てもしなければいけない。働きながら家事・子育てもする場合、単純に時間がない・手が足りないので、どうしても何かで他の手を借りなければ生活できないだろう。仕事中は子供を預け、家事は便利な家電を使い極力やらなくて済むようにできるし、食事だってテイクアウトや総菜、冷凍食品などを駆使すればほとんど料理をしなくても生きていける。

外で働くために、子育てや家事を自分でやらずにお金をかけて機械や誰かにやってもらう、そしてそのためのお金を稼がなければならない。こういう生き方をこの時代の流れの中で強制されている気がする。

仕事が好きならまだいいかもしれないけれど、やりたくない仕事をしているなら、こういう生活は辛い。辛いのだけれど、その辛さをお金で誤魔化したり、子どもに癒されたりして何とか頑張っているという人も少なくないのではないかと思う。その生活が辛いと口に出せば、子どもを産んだのは自己責任とか、産まなければよかったのにとか言われることもあるので、辛いと口にも出しにくい。

世の中のお父さん・お母さんマジで頑張りすぎ。核家族で子育てとか無理。

親に頼れればまだマシかもしれないけれど、自分の親が毒親だったら頼りたくないし、幼稚園や保育園・小学校の先生が良い先生とは限らない。私の小・中学生の時は今思い出しても程度の差はあってもハラスメントをするような先生ばかりだった。私は学校の仕組み自体がハラスメントで成り立っていると思っているので、今の時代だからと改善されているとも思えない。

娘が通うのは日本じゃなくてイギリスの学校だから大丈夫だとも思っていない。どこの学校に通うにしろ、どうやって娘を守るか・手助けしていくかは、娘とよく向き合っていく必要がある。

子育てはお金にならないけれど、価値のある事だと思う。娘のことをよく知りたいし、娘といい関係を築いていきたいから、お金にはならないけれど子育てはなるべく自分でやりたい。

家事だって仕事にしない限りお金にはならないけれど、自分が・家族が生きていく為に必要なことで、これも価値のあることだ。美味しいものを食べて、気持ちよく、清潔で快適に生活できるって私にとってはとても大切だから。

これを全部、核家族のお父さん・お母さんだけでこなすって無理がある。いろんな人の手助けがあって、いろんな人との関わりの中で人は成長していくのに、親にだけやらなきゃいけない事が多すぎる。私も昔は、それが嫌なら子供を産むなと思っていたこともあったし、子どもを産むと決めたのは自分だけれど、それにしても子育てして生きていくハードル高くないか?

中には核家族でも子育て・家事・仕事とこなせる人もいるかもしれないけれど、私には無理だ。

私は子供と過ごす時間が少ないのは嫌だし、働いて疲れたからとテイクアウトや総菜ばかりの食事も嫌だからある程度は自分で作りたいし、掃除も適当には済ませられない性格だ。しかも仕事・家事・育児すべてををこなせる体力がない。だから外で働いたら、自分の納得するレベルの家事をしながら子どもと向き合って生活する、というのは難しいと思う。どこかにしわ寄せがいくので、そのしわ寄せが子供にいかないかと心配になる。いや、絶対に何らかのしわ寄せは子供にいくと思う。

もう少し私に体力があって、機能不全家族の中で育っていなかったら、精神的にももう少し安定していたかもしれない。それなら働いて家事して子育ても…とかできたのかなあ、等と考えることもある。

そんな中でも何を優先するか考えて、いろんな葛藤をしながら、みんな子育てしているんだろうな。

私にとって何が一番嫌なのか…それは、子どもを傷つけてしまうことだ。常に疲れていたり、ストレスが溜まっていたら、子供のことにまで手が回らなくなってしまうし、下手をすると子供にあたってしまうかもしれない。私の母のように。それだけは嫌だ。

だから、自分には子供を尊重して思いやれる、子どもを手伝える余力を残しておきたい。

私が核家族で仕事・家事・育児をこなそうとすれば、その余力が全くない自信がある。そうするとたぶん死にたくなるほど辛くなると思うので、周りにどう思われようが、誰に何と言われようが子供に手がかかるうちは外で働かない。私には仕事・家事・育児をこなせる能力がありません 笑

マジで核家族で子育てとか無理だわ。