美容に携わる仕事をしていて、いろんな変化があった。
現在は、美容とは自分の個性を生かしつつ、美しく見えるバランスに整えることだと考えている。自分の体が健康であるということが前提で、自分なりの美しさを出していきたい。
そもそも美容の仕事をしようとしたきっかけは、美容が好きだったからということもあるが、一番は自分が持っていたアトピーやニキビという問題を解決し、外の世界と関わって生きられるようになる為であった。
今から思えば、それはアトピーを治すという根本の解決ではなかった。当時はヘアメイクの工夫で、少しでもアトピーやニキビというコンプレックスを無くしたいと考えていたのである。
見た目を何とかすれば、アトピーやニキビを気にして人と関わるのが怖い、ということがなくなると思っていた。また、手に職をつければ一人で生きていくのには困らないだろうと考えたのだった。
こうして美容師になったことで人と関わることができるようになり、外で働いて生きていけるようになったものの、アトピーという根本的な問題は解決できておらず、まだ私は生きずらさを感じていた。
どうしたら自分にとってもっと生きやすくなるかを考えた結果、自分のコンプレックスの解消のために選んだ仕事である美容師を辞めて、次のステップに進んだ方がいいと考えるようになったのだった。
何をしていいのか分からなかったので、とりあえず美容師の資格を生かしてアイラッシュデザイナーになった。
その仕事を選んだ時期も良く、まつげエクステの仕事は美容師よりも利益率が高いビジネスモデルだったため、自分の時間を確保しつつも学びや遊びに使えるお金が手元に残るようになったのだった。そして、美容師の時よりはアトピーの症状が良くなっていった。
しかし、まつげエクステ施術で使用する接着剤によるアレルギーで、アトピーとの付き合いは続いたのである。
アイラッシュデザイナーへの転身では、根本解決にはなっていなかったからである。
アレルギーやアトピーの改善に必要なことを調べ、実践していく中で、健康である事が美しさを感じるのにとても重要であることに気が付いた。健康的であり、バランスが良いと美しく見える。健康な肌は美しく、体のそれぞれのパーツもバランスが取れていると美しく見える。
ヘアメイクも、どこにボリュームを出すか・出さないか、どこを長く又は短く見えるように整えるか、どこを強調するか・しないかといった、バランスを「整える」ということを必ずしている。
それによって、バランス良く・美しく見えるのだ。
最近はその上で、個性を出せるともっと美容を楽しめる、と考えるようになった。
一時期は美容関係の商品や技術は、肌や髪を傷つけることになると絶望したが、今はどのように利用していくかは人それぞれで、美容が好きなら自分の価値観に合わせて楽しめばいいと考えている。
やっぱり、好きなことするのは楽しい。