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ここでは髪のダメージについて書いていきたいと思います。
まず、一番知っていただきたいことですが、髪は一度傷んだら元には戻りません。皮膚のようにターンオーバーなんてものもなく、残念ながら自分で回復する力はありません。
ヘアケアと言えばトリートメントですが、トリートメントをするというのはスカスカになった髪の中に栄養を補給し、それが出ていかないように表面にコーティングをしているのです。コーティングが剥がれれば当然、中に入れたものは出て行ってしまい、本来の髪の姿にもどります。
何度トリートメントをしても、この繰り返しになります。だから、カラーやパーマの施術など、髪に負担のかかることをしていてもトリートメントしているから大丈夫、というのは嘘です。
トリートメントは女性が顔に化粧するのと同じです。髪を一時的に綺麗に見せるため・手触りをよくするために髪に化粧しているだけです。
でも、顔に化粧が必要なように、髪も綺麗に見える方が良いですよね。なので、やる必要はないとは全く思いません。ただ、トリートメントしているから傷まない、髪が回復するという感覚でいるのは危険だということを伝えたいのです。
ダメージが重なると見た目も手触りも悪くなりますし、手入れがしにくかったりするので良いことがない。さらに言えば、髪が傷んでいると薬を使った施術は、やってもいい結果はほぼ出ないです。そもそもの問題で、薬剤の刺激に髪が耐えられなければ求める効果は得られません。
傷んで綺麗に見えない髪でいるよりかは、傷んだ毛先を切って整えた方が美しく見えますし、手入れもし易いはずです。
トリートメントで誤魔化せないほどに髪を傷ませてしまうと、何もできないので最終的には切るしかないんです。そうならないように、髪に負担はかけすぎないようにしましょう。
また、美容院でのトリートメント施術についてについては、美容院でヘアカラーやパーマの直後に一緒にやることが多いと思いますが、私はそのやり方はお勧めしません 。
これは個人的な意見ですが、ヘアカラーやパーマ後にしっかり薬は流されているとは思いますが、髪の中にいくらか残っていると思うのです。その上にトリートメントのコーティングをしてしまったら、髪の中に残った薬は外に出ていけませんから、残った薬によって髪にダメージを受ける様な気がしてならないからです。
実際に、マメにトリートメントをしている方の髪の状態が悪いことが多かったので、私はそう感じているだけなので、人によっては全然大丈夫なのかもしれませんし、今はきっとトリートメントも進化しているかもしれません。
だた、髪に自身で回復する力がない以上、髪にダメージは与えないに越したことはありません。健康的できれいな髪を保ちましょう。