デジタルパーマ・縮毛矯正などの熱処理された髪の毛について

デジタルパーマ・縮毛矯正などの熱処理された髪の毛について

今、縮毛矯正やデジタルパーマなどの熱を利用した形状記憶系の施術をする方が多いですよね。

形状記憶なので基本的にかけたところはかかったままになるので、持ちもいいですし普段の手入れが楽ですからね(髪が受けたダメージが大きいと逆に見た目も汚くなるし、手入れが大変になりますが)。やる人が多いのも分かります。

しかし、そういう施術がしてある髪の毛は髪が熱変性を起こしているので、次の施術にいろんな影響を与える可能性が高いため、注意が必要です。

まず、ヘアカラーのトーンダウンをするとき(髪の色を暗くするとき)、色が沈みすぎてしまうことがあります(暗くなりすぎてしまうことがあります)。

沈む程度はそれぞれのカラー剤にもよりますし、個人差がありますが、いつも以上にヘアカラーの施術には注意が必要になります。

つまり、縮毛矯正やデジタルパーマがかかっていることによって、それがヘアカラー失敗の原因になってしまうことがあるということです。

また、熱処理してある髪の毛には、普通のコールドパーマやストレートパーマは基本的には上手くかかりません(例えば、縮毛矯正後に普通のコールドパーマ、デジタルパーマ後にストレートパーマなど)。これはパーマ関連ページに詳しく書きました。

結局、繰り返し熱を利用した形状記憶系の施術をせざる負えなくなる・・・という、髪のダメージを考えると負の連鎖になってしまうことが多いです。

縮毛矯正やデジタルパーマは高温の熱を利用してかけているので、何度も繰り返しかけられないほど髪に与えるダメージが大きいのに、繰り返しかけるという選択になりやすい施術なのです。

いつも同じ美容院に行っていて、お店側が今までの施術の履歴を把握しているなら。問題が大きくなることは恐らく無いでしょう。

もし、初めて利用する美容院に行ったら、担当の美容師がカウンセリングでパーマやカラーの履歴を聞いてくれると思いますが、もし細かく聞かれなかったらわかる範囲で構わないのでパーマの種類やカラー(特に黒染めやブリーチ、ヘナ、ヘアマニキュア)について、いつごろに何をしたかは伝えた方がいいでしょう。

それだけでも失敗は防げることもありますから。

また、普段のヘアアイロン・コテの使用も、高温の熱が使われているので注意が必要です。

毎日のように使っていると髪への負担・ダメージが大きいので、髪に負担のかかるパーマやカラーをさほどしていなくても、髪が傷んでいて次の施術が難しくなる場合があります。

高温の熱を使った施術をする際は、後のこともよく考えて利用しましょう。