自己啓発やコーチングについて思うこと

自己啓発やコーチングについて思うこと

わたしは本を読むのが好きだ。

子供のころはファンタジーやエジプトの神話、ピラミッドや古代遺跡の謎などについてよく読んでいた。

高校を卒業するころから、自分の置かれた状況で生きていくのが辛かったこともあり、生き方や考え方などの哲学や自己啓発系の本をよく読むようになった。

最近のビジネス本は、結構この哲学・自己啓発系のものを多く見かける気がする。

それだけ生きづらさを感じている人が多いのだろう。

私も社会人になってからは自己啓発本にお世話にはなったが、結局は自己啓発後に行動に移さないと何も変わらないと考えている。

また、生きづらさを無くしていくには、自己啓発本だけでは不十分だと思っている。内容が浅すぎるからだ。

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自己啓発本「願えば叶う・引き寄せ」系

私も最初は読みやすいものから読んでいたが、自己啓発系で読みやすいものといえば、「願えば叶う・引き寄せ」系のものだ。特に女性向けの本はこの傾向が強い気がする。

こうなったらいいなぁ…と願えば、宇宙から~とか何とかで引き寄せられて、勝手に願いが叶っていく。

それで願いが叶うなら、今頃私はこの世界から不自由を片っ端から無くしているだろう。

「願えば叶う」系の自己啓発本は、一時的にポジティブになるにはいいかもしれないが、願うだけで行動が伴わない場合は変化はなく、しばらくしたらまたポジティブになる努力をする(また同じような本を読む)繰り返しになる。

本を読む習慣のない人が自己啓発したくて手に取るには、読みやすいからいいかもしれないが、こういった本では人生を変えるまでの力はないように感じる。

一時的に気分が良くなるだけだ。

ただ、こういった本にはポジティブな言葉がちりばめられているから、落ち込んでいたり自分に自信がない人が読むのにはいいものだと思う。

自分にプラスの言葉を入れてあげるのも、大切だと思うからだ。

だから、私はこういった本を読むことや信じることは無駄だとは思わない。

必要な人はいると思うし、何より当時の私には必要であったから、少なくとも私にとっては無駄ではなかったと言える。

自己啓発本「目標設定して頑張る」系

行動するためには何が必要かと考え、その次によく読んでいたのは、「目標を決めて頑張る」といった感じの自己啓発本である。

これは多くの自己啓発本に共通するもので、自己啓発といえばこれではないだろうか。

まずは目標を決める。

それに向かって自分には何が必要で、何をするべきかを考え、目標達成する期限を決めて頑張る、といった感じのものだ。ノートに目標を書くというのもよく推奨されている。

先ほどの「願えば叶う」系のものよりは、効果があると思う。

ただ願うのではなく目標を決めて行動しようとすれば、より具体的に考えるからかもしれない。これをやって、あれをやって、これが必要で…と。

本によってはこれにプラスして、行動するために自己暗示的なものをかけるようなものや、行動していく為にメンタル面で何らかの技術も紹介されていたりするから面白い。

目標設定が上手くいき、やる気が持続して波に乗れば、この「目標設定して頑張る」系の自己啓発本は、ある程度の効果を得られると思う。

私も「書く」ということの大切さは実感したし、目標を持つことでより調べ・行動するようにもなったから、効果は確かにあった。

実際に、書いておいたことの大半は実現している。

しかし、人によっては続かなかったり目標達成できなかったりで、エネルギー切れになるとまた、同じような本を読んでやる気を出そうと頑張ることになる。この辺は願えば叶う・引き寄せ系と同じだ。

だから自己啓発本がこんなに売られているのであろう。

誰にでも効果が期待できるものではないし、これだけでは何か足らない気がすると、私もいろんな自己啓発系の本を読んだ。

そこで出会ったのが「コーチング」の本である。

自己啓発?「コーチング」

「コーチング」といったものを知るきっかけになったのは、苫米地英人さんの書籍である。

彼の書籍である「経済大国なのになぜ貧しいのか」「現代版 魔女の鉄槌」「電通 洗脳広告代理店」などを読んだことで、彼が面白い視点を持っていると気が付き、その書籍をよく読むようになった。

彼の書籍「言葉があなたの人生を決める」の中で、「コーチング」というものが紹介されていたのである。

他の自己啓発本とは違って、その仕組みにも納得がいく。

ただ、元々はカトリック教徒のルー・タイスという人が開発した方法だということもあり、西洋的な思想・思考への理解は必要だと思う(彼の書籍「アファメーション」が参考になる)。

人によっては苫米地博士の言っていることを多少は胡散臭く感じるかもしれないが、私にとっては何か腑に落ちるようなものを感じたのである。

重要なことは、「目標を現状の外に設定する」ということ。

この方法に出会ってから、より自分の生き方が自分らしく・自分の希望に近いものに変わっていった。

ここで紹介されている方法を自分で実践していくことを、「セルフコーチング」というようだ。ただ、これは効果を感じるまでに時間がかかる(最低3年ほど)ようで、持続するのも難しい。

実際に私も、この方法で上手くいき始めたと実感するまでには数年がかかっている。

そこで勧められているのが、プロのコーチによるコーチングである。

私はプロのコーチに頼むという発想自体がなかったので調べていなかったが、これは高額であることが多い。

自己啓発やコーチングは、お金を稼ぎやすいビジネスなのであろう。コーチによっては当たりはずれもありそうだ。

短期間で結果を出したいとか、セルフコーチングで効果が感じられないという人は利用してみてもいいのかもしれない。

「コーチング」は知っているだけでは変化は起こせない。「使う」ことが肝心である。

自分で使えるようになればいいのだから、コーチに頼るのも自力でセルフコーチングをするのも、どちらでもいいのである。

自己啓発であろうとコーチングであろうと、重要なことは「行動する」こと

自己啓発本を読んだり、コーチングを受けたりするのは、自分の人生をより良くするためであろう。

自分の人生をよりよくしていくのに必要なのは、結局は行動だと思う。

私は自己啓発もコーチングも、行動するためのツールだと考えている。

自己啓発本を読んでポジティブになったり、頑張っている気になったりするだけでは変わらない。行動が必要である。

コーチングも、自分に投げかける言葉を工夫したり、目標達成している自分の姿を思い描いたりとしたところで、行動しなければ変わらない。

私は自己啓発やコーチングというものは、「自分が行動に移せるように、自分の内面をうまく調整していくツール」であるように思う。

インプットが良ければ、アウトプットもいいものになる。自分の考え方や精神面を、自分の理想とする生き方に変えていくことで、行動も変わっていく。

行動を起こしていく為の補助ツールである。

上手く利用すれば、自分の人生を変えていく助けになるであろう。

正直に言うと、自己啓発とかコーチングは好きになれない

上記のように考えつつも、私は自己啓発とかコーチングといったものが好きではない。

「行動を起こしていくのを助けるツール」として使うのは、悪いことではないし、人生が好転するのであれば使った方がいいとは思う。

では、何に対して好きになれないのか。

恐らく、自己啓発とかコーチングといったものが、「資本主義世界の生きづらさ」を改善させるために生まれたようなものだと思うからである。

資本主義では、資本つまりお金を持っている方が有利であり、より自由になれる世界である。

そこでの生きづらさ、つまりはお金がないことの不利・不自由を無くしていく為に、自己啓発やコーチングといったものが使われていると私は考えている。

だから自己啓発やコーチングで改善しようとすることのメインとなるものは、結局はお金の問題である。

このお金の問題を無くしていくツールとして自己啓発やコーチングが存在していると思うが、そもそもこの資本主義のシステムが変われば、お金の問題は今ほど大きな悩みにはならないので、その根本的な悩みがなくなるような思想やシステムがあればいいのにと思う。

自己啓発やコーチングといったものではなくて、お金・不自由という大きな悩みの根本原因である今の資本主義といったものに代わるシステムが必要である。

自己啓発やコーチングではなく、本当に必要なものはこちらだと思う。

今の資本主義で有利に・自由になるために、お金の問題を解決するために、「自己啓発やコーチングを使って資本を持ち、有利に・自由になる側に回る」のが息苦しいと感じるのである。

だから好きになれない。

資本主義の社会だから、お金はあった方が有利になるし自由が増える。だから当然、あった方がいいとは思う。

でも、自己啓発やコーチングを使って頑張るのは無理である。

私の幸せはそこにはないからだ。