コロナのせいで喫緊の課題となった「英語力を向上させる」

コロナのせいで喫緊の課題となった「英語力を向上させる」

コロナウイルスのパンデミックで、ストレスになったことがある。

それは、自分の英語力だ。

コロナ対策のせいで、英語の重要性が高まった

コロナが流行る前までは、自分の英語力が不足していても夫に助けてもらえばいいし、しばらくは英語に不安があってもまあ大丈夫でしょ…と思っていた。しかし、コロナのせいでいろいろと制限があり、自分一人でやらなければいけない状況にある。

自力で何とかしないといけない状況で、英語力の不足はかなりの問題だ。

ここイギリスで生活する分には、一度聞いて分からなかったら聞き返せるし、相手の発音に相当なクセがなければ言っていることも分かり、自分の伝えたいことも一応は伝えられる。…が、全く予測不能な状況だと、何の話をしているのかさっぱり分からず対応できない気がして怖い。超怖い。

歯科治療に一人で通っても今のところは問題はないが、自分が聞き取り理解したことに自信が持てずモヤモヤすることがある。歯科治療や他でも病気の治療などは出来れば夫の力を借りたいが、コロナのせいでそうもいかない。また、自分や夫がコロナに感染して重症化したらどうなるかと考えると、生命の危機もあるが英語のせいで別の危機を迎えそうだ。マジで笑えない。

重大なことを理解できなかったり、何か聞き逃しや理解の及ばないことがなかったかと考えると、心配性で常にできる限りの情報は手に入れようとする私は発狂しそうになる。

もう悠長に「英語力が足りなくて不安でも、夫に助けてもらえばいいや」とも言っていられないのだ。だって、感染対策のせいで助けが得られないんだもの。

コロナ前までは、ビザの申請に必要な英語の試験をパスできればいいやと考えていたが、その考えでは引き続き英語力強化のために学習なんてしないだろう。英語の学習しないと死ぬ!というレベルの強迫観念がなければ、私のような怠け者は動かない。全く英語ができない状況から英語の学習を始めた時もそうだった。

追い詰められないと本腰入れてやらないのはいつものことだが、コロナのおかげで英語の学習に力が入り始めたとなれば、コロナの影響も悪い事ばかりではないかもしれない。

英語の上達を実感する瞬間は、そう多くない

ふと気が付くと、いつの間にか前よりも英語が聞ける・話せる・読める・書けるようになっているが、前よりは出来るようになっていたというだけで、まだまだだと思って全く満足なんてできない。

英語の上達を実感する瞬間はそう多くはないが、どの程度「英語ができる」のかというのは人によって違うので何とも言えないし、結局は自分の変化を実感できるかどうかにかかっている気がする。自分の指標で測るしかない。

自分の英語力がどの程度かよく分からない

語学学校にちゃんと通ったわけでもなく、オンライン英会話の授業を受けたこともなく、英語力を推定するのに役立つであろう検定や試験もビザの為に一番初歩の試験を受けたくらいなので、そういう指標で自分の英語力がどの程度なのかを測ることもしていない。

放送大学の英語科目は受講し試験も辞書なしで楽にパスできる位ではあったが(辞書を持っていなかったので持参は諦めた)、文法はちゃんと勉強していないし単語や熟語も頑張って覚えるということをしていないので、特に正解の根拠を考えたりせずに正解が分かるという変な感じだった。

英語の単語帳で暗記とか無理だし、文法書も最後までやり通せたことはない…というよりほぼ最初の章で挫折して英語が嫌いになるので、そういったやり方は諦めた。また、試験や検定の為に勉強するのもアホらしくて嫌なので、何かの目的のために必要にならない限りは受けない。何で誰かに私を評価されなければならないのだと考えると腹が立つので、資格や検定の類は嫌いだ。

机に向かってコツコツと頑張って勉強するということができず、独学で自分が続けやすく・自分のやり易いように英語学習をやってきただけなので、どの程度英語ができるのかはよく分からない。

イギリスに移住して一年以上が経ち、その間にも夫の家族からは英語が前より出来るようになっていると時々言われたが、それは話す話題があったから会話しただけで私の英語力向上とは関係がない気がしている。英語に慣れたとはいっても、コロナの影響もあり夫や夫の家族以外の人と英語で話す機会はかなり少なく、私のJanglishに慣れた人たちだから私の話す言葉を理解してくれているだけのような気もしている。

こう考えると、自分がどの程度英語ができるのか、よく分からない。

よく分からないが、生活に困らない、伝えたいことが伝えられる、英語ができないせいで制限されず自分のやりたいことがやれる、というくらいには英語が出来るようになりたいという、漠然とした考えでいるので、もうよく分からないままで良いんじゃないかとも思っている。

自然に英語力を向上させる

自分の趣味と英語の学習も兼ねて、最近は英語の本を読むようにしている。

以前は子供向けの本を読んでいたが興味のある本でないと最後まで読めないので、今興味があって読みたいものを読んでいる。知らない単語ばかりで最初は読みにくいが、数冊同じような分野の本を読んでいるとその分野でよく使われる単語は自然に理解し、ふと気が付いたら覚えており、読書スピードも上がっている。また、kindleを使えば英英辞書内蔵で簡単に単語を調べながら読めて便利なのだが、紙の本の方が好きなので併用している。

英語の本を読むと脳が疲れるのかめっちゃ眠くなるのだが、眠くなるまでの時間は伸びている気がしており、慣れればたぶん日本語の本を読むのに近い感じで読めるようになるかもしれない。英語の読書を続けていけば、英語を読むだけでなく書く、話す、聞くの能力も恐らくは上がるはずだ。日本語がそうであったように。

言語習得の方法として、これが自然だ。こういう英語の身に付け方が自分には向いているらしい。

今後も無理なく続けられる方法で、英語の学習を生活の一部にしていくしかないだろう。

英語力不足はパートナーとのやり取りでもストレスになる

自分の英語力がまだまだだと分かっているが、自分の英語力に自信がないせいで、ちょっとした行き違いでも自分の英語のせいだと卑屈な受け取り方をしてしまうこともあり、それが重なるとストレスになる。いい加減にしろと自分に対して思うが、自分の英語力を向上させない限りこの問題はついて回るだろう。

誤魔化しながらの意思疎通では、まともなフィードバックができなくなる。その原因が自分の英語力であるならば、改善せねばなるまい。

もしかしたら英語力に自信がないせいで卑屈になるのも、気が付いたら気にしなくなってるという感じなのかもしれない。英語の上達をふと実感するのと同じように、ふと気にならなくなっていることに気が付く瞬間がくるのだろうか。

イギリスに移住してきてからずっと、英語の学習しないとな…と思いつつ中途半端に過ごしてきたが、何となくだが暫くは英語学習の比率多めで過ごせる気がする。多読しよう。