イギリス在住 つわりで生きるのが辛い

イギリス在住 つわりで生きるのが辛い

久しぶりの更新だ。

やっとつわりが軽くなってきたのでブログを書く余裕が出てきた。まだつわりの症状はあるのだが、1か月以上つわりが辛くて基本的に何もできなかったので、こうやって少しでも趣味に時間が使えるようになれて嬉しい。

スーパーマーケットへの買い物さえ、店内のニオイがダメな上にコロナの感染リスクを避けるために行けなくなった。気持ち悪い上に腰痛・腹痛もあり、散歩に行くことさえ難しい。料理も家事もできない、趣味にいそしむのも気持ちが悪くて無理。眠れれば気持ち悪さを感じずに済むとただひたすら横になって休み、気休めにネットフリックスで海外ドラマを流しておく生活は、いくら引きこもりの私でもきつかった。

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食べられるものがない、気持ち悪い

さて、年齢的に流産してしまう確率が高いこともあり、妊娠したことを喜ぶ余裕もなく、つわりが始まった。5週に入る前から既に何かが違う・おかしいと感じていたが、5週に入るころには一日中気持ち悪い。

吐くほどではないが、吐いてもこの気持ち悪さは無くならないだろうというような、何とも言えない気持ち悪さ。つわり関係なしに、私の場合はどんなに気持ちが悪くても吐けないことが多いので、つわりでも吐かないだろうなとは思っていたが、吐かなくても辛いものは辛い。

常に気持ち悪い上にニオイにも相当敏感になり、オーブンを使用するとそのニオイがきつくて一気に体調が悪くなる。ニオイが無理で自分で料理ができないため夫が食事を用意してくれるのだが、彼は基本的にオーブンを利用して料理をするので調理中・食事中だけでなく食後もそのニオイにやられて気持ち悪い。…かといって使うなとも言えない。

オーブンを使った後の何とも言えないニオイは、窓全開でキッチンの換気をしないと次の日まで残るので換気をしたいのだが、この寒い時期、夜に窓を全開にして過ごすことも出来ず、次の日までドアを閉めて封印。キッチンとその隣の部屋に行くのが苦痛で仕方がない…というか行けないのでベッドで過ごすことが多かった。

結局、夫が用意してくれた食事はオーブン使用の気持ち悪さもあり、ジャックポテトやフライドポテトなどの「シンプルなポテト料理」くらいしか食べられなかった。これはもう相性としか言いようがないので、仕方がない。つわりでも食べられるものは何かと探った結果、麺類が一番食べやすく、醬油ベースで日本食の味付けであれば何とか食べられるものが多かったので、何とか自分で作って食べた。マジで辛かった。

簡単につまめるものということでプレーンクラッカー、プレーンビスケット、ジンジャー味のクッキー・ビスケットなどを教えてもらったが、どれも口に合わない。基本的にイギリスで手に入るお菓子は甘すぎて好みではないが、つわり中でもそれは変わらなかった。

イギリスに来てから自分で和食を作って食べていたこともあり、ここでの食生活にさほど不満は無かったが、つわりがある中で日本食の偉大さを思い知らされた。「さっぱり」という選択肢がある日本食は素晴らしい。日本食は美味しい。

心の中で何度ここでの食事を罵倒したことか。ある日の私の日記には「イギリスの食文化マジでクソ。こんなんだからデブが多いんだよ」などといった罵詈雑言が書かれていた。つわりで余裕がなくなると、心もすさむ。

つわりで食べられるものが少ない中、自分で作る以外に日本食が食べられない、日本食が手に入りにくい環境で過ごすのは想像以上にストレスだった。

味噌の味付けはダメで、よく料理で使う玉ねぎも肉類も受け付けなかったので、素うどん・そば・和風スパゲッティになることが多く、炭水化物オンリーの食生活と言ってもいい。紛れもなく、醤油が私のライフセーバーだった。

いつ終わるか分からない…つわりの辛さを強烈に実感

気持ち悪さに加えて、イライラして情緒不安定になったり、腹痛・腰痛が気になったり、歯茎が妙に敏感になったり、頭痛がしたりと「常に気持ちが悪い+何らかの不調」が毎日続く。眠りが浅くなって変な夢を見るし、変な時間に眠くなるし、睡眠もスッキリとれない。

服の締め付けも一切受け付けず、早々にマタニティ用の下着に切り替え、締め付けのない緩い服でないと生活できない。

これがつわりかあ…と思いつつ過ごしているが、つわりが始まって2週間が経つ頃からつわりの辛さを強烈に実感した。食べられるものが少ない、食べたいものがない、食べても食べなくても気持ちが悪い、ずっと気持ちが悪くて身も心も休まることがない、しかもいつつわりが終わるかも分からない。

つわりって、こんなに辛かったのね。

これ、体験しないと分からないわ…と思った。つわりも出産の痛みもすべて女性が背負うことを考えると、これだけ性質に差があるのに男女平等とか絶対に無理だわ、ムカつく…などと考えてしまう。このつわりがある中で働くのは絶対に無理だったと思う。今後、妊婦さんには徹底的に優しくできる気がする。

気持ち悪いのが少し落ち着いてきたと思ったら胃痛にも悩まされ、健康的な状態がもう思い出せず、いつになったら正常な味覚や嗅覚が戻るのだろうかと途方に暮れる。

一旦つわりが収まっても、また体調不良になる可能性もあるんだよなあ…と考えると気が重くはなるが、とりあえず妊娠初期のつわりが辛い時期は越えたみたいなので、ぶり返すことなくこのままつわりが軽くなるといいな。

まだまだ心配なのは流産やダウン症の可能性があることと、コロナの感染リスクだ。この年齢で、こんな時期に自分で望んで妊娠したのだから覚悟はしているけれど、無事に出産が終わるまで気が休まることはないのだろうな。