先ほど、おやつに食べようとオーブンで焼いてた冷凍のフライドポテトを焦がしてしまった。
これは、普通のフライドポテトではなく、スイートポテト(さつまいも?)のフライドポテトである。ほんのり甘く、カリカリした食感もあって美味しいのだが、残念ながら焦がしてしまった。めっちゃ悲しい。
イギリスに来て、電子レンジ・オーブンなどの英語と絵柄の表記が良く分からず、こういった失敗を何度かしている。
そもそもオーブンは、日本で生活していた時はほとんど使う機会がなかったので、オーブンを使って何か料理を作れと言われても何にも思い浮かばない 笑
食に対する生活の違いについて考えてみる
イギリスに来てから「食」について気になっている。
ここ数年は玄米を主食として食べていたけれど、ここには炊飯器がないし好みのお米はスーパーでは手に入らない。
日本食がどうしても食べたい!こんな食生活は嫌だ!!と思う日が来るかもしれないし、来ないかもしれない。それは分からないが、基本的にはその土地で手に入るものを食べていく方がストレスは少なく済むと思う。
日本食を手に入れようとすれば、価格は高いし、手に入れる手間もかかるから、そこにこだわるとストレスになる。その場で手に入りやすいもの、季節に合っていて新鮮で美味しいものを食べた方が良いだろうからと、移住する際にも無理に日本食を持ってこようとはしなかった。
さて、そんな中で日本での生活と違うなと思うことは、冷凍庫とオーブンの活躍度である。
日本で自炊していた頃は、基本的にはフライパンや鍋を使って煮る・焼く・炒めるといった料理をしていた。
私の場合は野菜や肉・魚は冷凍して保存することは少なく、大抵は消費期限内に食べきるように調理して食べていたので、スーパーに行く頻度も多かった気がする。冷蔵庫や冷凍庫には、ほぼ数日必要な分だけの食材しか入っていなかった。
また、料理が面倒であれば、調理不要の刺身や総菜、もしくは電子レンジを利用して手軽に食べられるものを食べていた。
日本で暮らす多くの家庭では、大きなオーブンを持つ家庭は少なく、オーブンレンジであったり、レンジとトースターを持っている家庭が多い気がする。オーブンを使った料理は、身近になかったのは私だけだろうか。
こういった食生活であったため、今イギリスでの「休日にスーパーで大量に食料を買い、冷凍庫を駆使して食材を保存し、使い切る。いろんな種類のソースやオーブンを駆使して料理は手間をかけず、簡単に。」ということが上手くできない。また、上述したようにオーブンを使う習慣がない。
私が住んでいる家の近くにあるスーパー(3件ある)では、日本のように1~2人分のような少量で売っているお肉を見かけない。私たち夫婦では一度や二度では食べきれない量が、1パックとして売っているのだ。
そういった大きいパックになった食品やお菓子を、ここに住む人たちは大量に買っていく。冷凍食品も種類が豊富で、日本のものよりサイズが大きい。
これらを爆買い、である。スーパーで用意されているカートからして、日本のものより数段大きい。
大量に買った食材を大きな冷凍庫を使って保存し、普段は手間のかかる料理はあまりしないようだ。共働きの家庭が多いから、という理由もあるのかもしれない。
オーブンを使って料理すると、オーブンを温めて、容器に色々入れて、トレーに乗せて焼くだけだから簡単で手間もあまりかからない。料理に使う手間と時間は、あまり長くとらない人が多いのかなと思っている。
ソースの種類が豊富
日本での料理のように、調理中に味付けをしていくより、シンプルに茹でたり焼いたりしたものに「ソースをかける」といったものが多い気がする。
今のところよく見かけるのはケチャップやマヨネーズ、いろんな種類のソースを駆使して味を変える、といった感じだろうか。ソースのような「味を付けるもの」の種類は豊富だと感じる。
夫の家族と食事をするときも、どのソースがいいか聞かれるし、スーパーでも様々な味のソース類を見かける。
パスタの味付けやソースもいろんなものがあった。パスタならオーブンは関係ないし、簡単に作れるからいいかも…と夫と話していたところ、簡単でいいよねという「簡単」の内容が夫と合わない 笑
「パスタを作る」というと、茹でて市販のソースで食べる、というのが夫の「簡単」。茹でてその他の具材は適当に入れて自分で味付けする、またはソースらしきものを適当に自分で作るのが、私の「簡単」である。
確かに、ソース類は種類が豊富で美味しそうだし、家事の手間は少ないほうが楽でいい。そのうち、この地の食生活に慣れるだろう。
しかし慣れるまでは買った食品をどう食べきっていくか、ということに頭を悩ませそうである。
また、簡単に済ませようとオーブンを使うのも、今日のようにいろいろ間違えて失敗しそうだ。黒焦げじゃ食べられない 笑
とりあえず、慣れるまで頑張る。