自分でできる事を増やす

自分でできる事を増やす

アトピー体質だけれど、皮膚の炎症や痒みがない生活は最高だ。

イギリスへ移住した後、暫くしてからアトピー症状がでてきてしまい、いろいろと試して原因を突き止め、それからはアトピー症状が全くでなくなった。移住前に続けていたまつげエクステの仕事のせいで手指・腕の炎症が酷かったけれど、それも今ではすっかり消え失せ、アトピーやアレルギーによる皮膚の炎症や痒みがない快適な生活を送っている。→イギリス アトピー完治

妊娠していると皮膚の痒みに悩まされることもあるみたいだが、一時期無性に乳輪回りが痒くなったくらいで、今のところは問題ない。授乳に私の皮膚が耐えられるかは微妙だろうなとは思っているが、無理なら迷わずミルクで育てるつもりなので大丈夫だろう。

私にとって、アトピーは自力で治すものだ。

小さいころからアトピーに悩まされてきたけれど、多くの場合は病院に行ってもステロイド剤が処方されるだけで、毎日それを使い続けれければ生活できない状態になり、完治に至ることはなかった。

アトピーは治らないと言われることも多いけれど、ステロイド剤を使わなくても原因を取り除けばアトピーはちゃんと治る。

何がアトピーの原因となっているかは人によって違うだろう。→アトピー完治後、アトピーの原因を再度考える

私の場合は合成界面活性剤や何らかの化学物質が原因でアトピー症状が出ていたので、普段使う洗剤、石鹸、基礎化粧品、化粧品などを徹底的に変える必要があったし、いろんな薬剤を使用する美容の仕事も止めなければ完治することはできなかった。ついでにストイックに食生活も変えたので、痩せたし健康な体になっていった。

自分のアトピーと向き合い続けた結果、自分で原因を突き止めて自力で治すしかないと思い至り、アトピー完治の為に試行錯誤したかいがあって、イギリス移住後も数か月でアトピーの原因を突き止めて通院や薬の処方なしに自力で治した。

自力で治せるということは、自分の体の特性をよく知っているということでもある。

これができると通院にお金もかからないし、健康な体の状態を維持しようと自然に動くようになる。

自分が抱える問題に正面から向き合うと、最初は試行錯誤が必要で時間やお金がかかるかもしれないけれど、自分の扱い方が分かってきて自分で対処ができるようになるので、時間もお金もかからなくなる。長期的に見ると、そちらの方が悩みやストレスで無駄な時間を使わずに済むようになるし、お金がかからないし、健康にもいい。

自分の体だけでなく自分の考え方の癖を知ったり、どういった考え方や行動をした方が自分に合っているかを研究し、ある程度のことは自力で治す、自分でメンテナンスすることができるようになれば、その分生きやすくなる。

何でも自分でできるようになれば生活のコストも下げられることに気が付いてから、自分にできる事を増やそうとしてきた。プロに頼んでやってもらえることでも、自分で調べてできる事であれば自分でやる。

そうやっていろんな知識や経験を得ながら、かけずに済んだお金をためて自分がやりたいことをする。それを続けて自分がやりたいことをしていると、いつかはその経験と知識や技術でお金が稼げるようになったりするので、それがまた楽しい。

自分の生活レベルを下げ、「自分に必要なものを自分で作る」「自分に必要なことを自分で処理できる」ようになればなるほど、生きるのに必要なお金は少なく済むし、生活の自由度は上がる。

また、自分で作ったり自分だけで対処ができなくても、自分がよく知っていることや得意なことに対してはお金の使い方が上手くなるので、余計なお金はかけずに済むようになる。

私の場合、アトピーに関してはお金がかからなくなったし、仕事で身に付けた知識・技術と自分を実験台にしての試行錯誤のおかげで美容代も無駄にはかからない。英語も学んだおかげで旅行やイギリスでの日常生活でも情報収集には困らないし自力でできる事が増え、その分余計なお金はかからない。

学校が嫌いだから、職場の嫌な先輩に教わるのが嫌だから、学校に通わなくても・嫌な先輩に教わらなくても済むように、自分で学んで・盗んで独学で身に付けてきたことも多い。独学なので要領を得るまでは時間がかかったこともあるけれど、これによって無駄ストレスは減ったし、無駄なコストはかけずに済んだと思う。

色々失敗もしたけれど、これらは何年もかけながら自分でできるようにしていった。そのおかげで、生きる楽しさは年々上がっている。

こうやって、年を重ねるほど自分にできる事が増え自分の生きる力が上がっていることが実感できると、自分のことがどんどんが好きになっていく。この循環に乗ることができれば毎日が楽しくなるので、自分の成長を止められない。

これから何を学んでいきたいかはいくつか候補があるけれど、子どもを産んで落ち着いてからの着手になる。また何年かかけて身に付けて自力でできる事が増えれば、イギリスの違った環境でももっと生きやすくなるだろう。

自分の成長が止まるように感じるときは辛くなるけれど、自分の知りたいことややりたいことに目を向けて生活していると、ある時ふとこれだと思えるものに直感が働くので、その気持ちが良い瞬間を待てばいい。

卑屈になっていたり、思考や行動が止まって循環していなかったりするとそういった直観が働かない気がするので、自分でメンテナンスしつつ自分の感覚や気持ちには正直に過ごすようにしている。だから嫌なことはやらないし、周りに何を言われても自分が納得したり面白いと思わなければ聞く耳はもたない。

ここでもたぶん人とは違うやり方で、自分が楽しいと思える方法で自分が生きやすい環境を作っていくのだろうなと思う。英語の勉強とか大変だし、今からイギリスのシステムの中で評価されるようなものを0から築いていくとしたら相当な労力がいるし、何よりも楽しくなさそうだからやりたくない。

楽しく続けてきたことは、そのうち仕事になる。…というより、続けていることがお金を稼いでいなくても自分にとっての仕事なのかもしれない。

まあ、何とかなるでしょ、大丈夫。イギリスでは何を自力できるようにしていこうか…面白いことができるといいな。