グルー(接着剤)のホルムアルデヒドとアレルギー

グルー(接着剤)のホルムアルデヒドとアレルギー

ここでは、まつげエクステをまつ毛に接着する時に使用するグルー(接着剤)のアレルギーと、その原因となる物質ホルムアルデヒドについて解説していきます。

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グルーのホルムアルデヒドについて

以前グルーについてで触れましたが、グルーが水分と反応して固まる際にホルムアルデヒドが発生します

つまり、ホルムアルデヒドはグルーの成分として入っているのではなく、グルーが固まる化学反応により発生しています。

グルーの主成分であるシアノアクリレートは元々は工業用接着剤として使用されていました。
それをまつげエクステに使用できるように改良し製品にしたのがグルーですが、接着剤であることに代わりはないので、固まる際にホルムアルデヒドが拡散されることによってアレルギー症状がでることがあります。

ホルムアルデヒドは発がん性がある疑いもあり、シックハウス症候群の原因にもなる有害物質です。

エクステ装着直後が最もホルムアルデヒドの拡散が多く、その後24時間は拡散が続くようです。
アレルギー症状がエクステを付けたの次の日に出ることが多いのはその為です。


また、湿気の多い部屋で施術したり施術後すぐに濡らしてしまうと、拡散しているホルムアルデヒドが水に溶け、それが粘膜に付着することで激しい炎症を起こすこともあるので注意が必要です。

グルーが固まる時の化学反応でホルムアルデヒドが発生しますから、接着剤が固まりきって(乾ききって)いない時に濡らしてしまうと、また化学反応が起こりホルムアルデヒドが発生してしまいます。

エクステの持続性の面から、グルーが乾き・固まりきるまで施術後の数時間はまつげを濡らさないように言われると思いますが、以上の点からも施術後4~6時間は絶対に濡らさないというのは、持ちだけでなく安全面からしても重要です。

最初は不安で慎重に扱っていても、慣れてくると危険性を忘れてしまいがちになります。基本的な安全性の面は注意して、エクステを楽しんでいただきたいです。

まつげエクステで使用する接着剤のアレルギーについて

まつげエクステの危険性で多く聞くのは、グルー(接着剤)によるアレルギー反応ではないでしょうか。

グルーはまつげの水分に反応して硬化し、接着します。

その際、上記で説明したホルムアルデヒドという揮発成分がでるのですが、このホルムアルデヒドという成分はシックハウス症候群の原因物質になっているもので、人によってはアレルギー反応が出てしまうことがあります。

接着剤によるアレルギー反応なので、元々アレルギー体質の人はそうでない人よりも接着剤のアレルギー反応が出やすい傾向があります。特に、体調が悪かったり、花粉の季節などで既に何らかのアレルギー症状が出ているときは、敏感になっているからだとは思うのですが、接着剤によるアレルギー反応が出る危険性が高くなります。

そして目元に炎症を起こしているときなども同様で、接着剤によるアレルギー反応が出てしまう可能性が高くなりますので、施術は目元の炎症が収まるまで控えたほうが良いでしょう。

エクステを付け始めたときは何ともなくても、花粉症などのアレルギー反応と同じように、何度もつけている中で急にアレルギー症状が出てきてしまうこともあります。一度アレルギー反応が出てしまうと、その体質を変えない限りはエクステを付ける度に、炎症の重さに差はあってもアレルギー症状が出てしまいます。

また、接着剤によるアレルギー反応は、付けた当日は何ともなくても次の日・その次の日などに出てくることが多いです。

その理由は、グルーの揮発成分のホルムアルデヒドがエクステをつけてから24時間ほどは拡散するので、付けてから時間が経ってからアレルギー症状が出てくるからです。

アレルギー症状や目元の炎症が出た場合は、まつげエクステは控えた方が目元・皮膚の健康のためにもいいでしょう。アレルギーが出てしまう様になってもどうしてもつけたいのであれば、体調のいい日につけたり、アレルギー体質を改善したりする努力が必要です。→参考 アレルギー体質・敏感肌とまつげエクステ

中にはアレルギー反応が出ても、ステロイド剤を使用しながら様子を見たりする人もいれば、付けたあと数日経つとホルムアルデヒドの拡散が止まることによって症状が治まってくる人もいるので、アレルギー症状と自分なりに上手く付き合っていくという選択もアリなのかもしれません。

この場合は症状が出ることを認識していてもつけるわけですから、自己責任でつければいいのではないかと思います。

エクステを一度つけると、その快適さとスッピンでもある程度みられる顔になるというメリットから、中毒性があるのではないかと思うほど、エクステが付いていないと嫌という人が結構います。

何を優先するかは人それぞれですが、綺麗になりたい想いとアレルギー症状の辛さを考えると、難しい選択ではありますね。

まつエクの施術を受けている時に、咳が出てきてしまう理由

まつげエクステを付けに行ったら、付けてもらっている最中に咳が出てきて困る…という方も多いのではないでしょうか。

これも、接着剤によって引き起こされている可能性が高いです。

上記でも説明しましたが、施術中は接着剤の揮発成分として、有害物質のホルムアルデヒドが発生します。このホルムアルデヒドが原因で起こるアレルギー症状の一つに、喉への影響もあるのです。酷くなると喘息のような咳が出てきます。

目元での施術になるので、目元のアレルギー症状しか思いつかない、という方も多いかもしれませんが、鼻や喉にも近い位置でホルムアルデヒドが発生していますから、体質に合わない人は影響を受けても不思議ではないでしょう。

どの部位が敏感なのかは個人差もあるでしょうから、目元にアレルギー症状が出ないからと言って、喉へも影響が出ないとは限りません。

頻繁にまつげエクステの施術中に喉の違和感や、咳の症状が出るようであれば、接着剤のホルムアルデヒドの影響でアレルギー症状が出ていると考えていいと思います。

対策としては、止まらない咳は辛いですし不安でしょうから、根本的な解決にはなりませんが現状では接着剤が原因ではあるので、マスクを着用してのど飴を舐めながら施術を受けることをおススメします。

お客さんとして利用する場合は、そこまで長時間接着剤のホルムアルデヒドの影響は受けないでしょうが、アレルギー症状ってアレルギーの原因物質にさらされる機会が多ければ多いほど、症状が重くなっていく気もするので、あまりにも咳などが辛かったら健康のためにエクステの頻度などを控えた方が良いのかもしれません。

エクステ施術中に目に沁みるのは…

施術中に目に沁みるのも、目に沁みていなくても涙が出てきてしまう場合も、原因は接着剤が固まるときに発生する揮発成分のホルムアルデヒドです。

目に沁みてしまうのは体質的に合わないか、日常生活には全く支障はないけれど黒目に細かい傷が出来ているからです。

後者はコンタクトレンズ使用者に多い傾向があります。コンタクトレンズを付けたまま施術を受けた方が沁みないからいいという人が多いのも、コンタクトレンズによって黒目部分の傷に影響を受けにくくなるからなのでしょう。

コンタクトレンズは外した方が安全面ではいいのですが(参考→まつげエクステの施術を見合わせた方が良い状況とコンタクトレンズについて)、施術中に目に沁みないようにと付けたままの施術を希望する人も多いです。

参考→まつげエクステ施術中、目に沁みる場合の対策

鼻も口元も、目元に近い粘膜なので、ホルムアルデヒドの影響を受けやすいです。粘膜は経皮吸収されやすい為、ホルムアルデヒドが目や鼻、のどの粘膜に刺激になるのでしょう。

アレルギー症状は花粉症のように今までの積み重ねで発症したり、その日の体調やその時に使用するグルーとの相性によって悪化したりと、アレルギーとの付き合いは難しい面があります。

安全性と利便性…何を優先するかは人それぞれですが、綺麗やお洒落などの前に健康である事は大切だと思います。グルーの影響が自分の体に出てしまう場合は、無理はせずに自分の体と向き合いながら、まつげエクステを楽しんでください。