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イギリスで妊娠 妊娠糖尿病の話3…最後の面談と産後の注意事項

イギリスで妊娠 妊娠糖尿病の話3…最後の面談と産後の注意事項

先日、最後のスキャンと妊娠糖尿病チームとの面談が終わった。

前回の検診で羊水の量が少なく、血糖値も食べたいものを食べたせいで時々オーバーしていたので、担当医との面談では出産予定日前に産む必要があるから、次回の面談で誘発分娩の日程を決めると言われていた。

しかし、数日後のスキャンで羊水の量が戻り、前回の面談で注意されたことで慣れて弛んできていた食生活を厳しく管理し、前回から今回の面談までで一度も血糖値をオーバーさせなかったおかげで、予定日前の誘発分娩は阻止することができた。

妊娠糖尿病の場合は通常、出産予定日の6日後までには出産することが推奨されているので、その基準に合わせて誘発分娩する日を決めることになった。できる限りお腹の中で育ててあげられることになり、ホッとした。1日4回の血糖自己測定も出産したらやらずに済むので、早く産みたい気持ちがないわけではないけれど 笑

最後の面談が終わったので、今後は誰にも細かく食後の血糖値をチェックされない。

既に、ちょっとくらいコレ食べてもいいかな…等と黒い心が出てきている。注意されたらイライラするとか嫌な思いをするということがない限り、基本的に自分に甘いから時々食べたいものを食べてしまいそうだ。美味しいものを食べる事が好きで、つくづく我慢が出来ない奴だなと自分でも思う。

そんなことを考えながら、この面談までに頑張って食事制限をしたご褒美にTESCOで購入したrice cracker(ワサビ味)を食べてしまった。本当に我慢が出来ない、自制ができない人間だわ、私は。このお菓子は、ワサビ味と普通の醤油味の小さい「歌舞伎揚」みたいなやつと、ピーナッツクラッカーが混ざっているもので、日本のお菓子が恋しくなったときに時々買って食べていたものだ。めっちゃ美味しい。

三分の一だけ…と思っていたのに食べるのを止められず、ほとんど一袋食べてしまい血糖値ヤバいだろうな…と思って試しに恐る恐る測ってみたら、1時間後に190オーバー!!その10分後にも測ってみたら160オーバー。oh…no…。

…ご褒美のつもりだから、無かったことにする。間食だから血糖値の記録義務もないし。もうこんなことはしないと心に決めて、忘れよう。

出産の6週間後にまた血液検査をして血糖値を下げる機能が戻っているか、そのまま糖尿病になっていないかのチェックがあるので油断はできないけれど、無事に産んだら好きなものを食べたい。米食いてぇ…ベーカリーのパン食いてぇ…寿司食いてぇ…と、毎日思っている。

投薬はせず食事のコントロールだけで済んだことや、今まで計測した血糖値を見る限りでは、糖尿病の状態は妊娠の時だけの一過性のもので産後は元に戻るだろう、と担当医には言われた。

それでも糖尿病になるリスクは高いので、産後もある程度は体にいい食生活を続ける必要があるけれど、マジで好きなもの食べたい。食は尊厳というが、ここまで制限した食生活を送ると本当にそうだ思う。私の場合、食を楽しめなくなったら生きていても楽しくない。

今回の面談で、今後妊娠を希望するなら妊活をする前に糖尿病になっていないか検査したほうが良い事と、1年に一度は血液検査をして様子を見たほうが良い事、もし妊娠したら最初の検診で前回の妊娠で妊娠糖尿病になったことを伝える事などを案内された。今後もめんどくさい事は続くようだ。

今のところ、もう妊娠したくないので2人目の子供は望まないだろうと思う。どんな出産になるかや、初めての子育てを私がどう感じるかにもよるけれど、もう妊娠生活は送りたくない。子供がいてこの生活を送るのは、私には無理だろう。

さて、妊娠糖尿病と診断されてから2~3週間に一度受けてきたこの検査と面談が終わり、後は通常のmidwife検診のみで、この食生活を維持しつつ出産に向けて頑張るだけになった。

もう生産期でいつ産まれてもおかしくないけれど、いつになるだろうか。ドキドキする。妊娠生活が大変だったから、お産は少しくらい楽に終わってほしいなあ。