つい先月、娘が2歳になり、そして無事に卒乳した。
娘が産まれて二年、初めての子育てでいろいろと苦悩しつつも、何とか夫とやってこれた。大きな怪我や病気は無く過ごせたことにほっとしている。
2年なんてあっという間で、成長著しい娘を見るともう赤ちゃんの頃とは違うんだな、これからどんどんできる事も増えていって、この2年間のようにずっと一緒にいられる時間は無くなっていくのか…と思うと、少し切ない。
そんな中、やはり私にも芽生えてきた2人目欲しいかも?という気持ち。
産後直ぐの時には、絶対に子供は一人でいいと思った。どれだけ大変で辛い妊娠・出産・産後だったか、忘れない様にを記録しておこうと、このブログにもその時の状況や気持ちを書いておいた。もう一人子供が欲しいなんて血迷ったことを考えない様に、といった思いも込めて。
それなのに今、この2人目が欲しいという気持ちを無視できない。今当時の記録を読んでみると、ああそうだった、辛かったんだよなあ、懐かしいなあという、何だかほっこりした気持ちになっている。せっかく残した記録や思いは全く役に立っていなかった、というかむしろこの懐かしさも相まって逆効果になっている。
妊娠中は妊娠糖尿病になり食事管理がストレスだったし、産後直ぐは牢獄のような病院で過ごす辛い日々、そして産後2か月以上に渡る会陰切開の痛みとの戦いがあった。ほぼ完全母乳だったので、度重なるおっぱいトラブルにもかなり悩まされた。ああ、思い出すだけで中々辛い日々…。これをもう一度はできない、やりたくないと心から思う。
でも、そんな思いをしても娘が産まれてからの2年は、今までにない経験ばかりで大変だったけれど、娘がいることで体験できたことや、初めて感じたこんなにも愛おしいといった思いや感情など、いろんなことが新鮮だった。
自分の時間が持てないことに関しては、もう少し趣味の時間が欲しいと何度も思ったし、今でも思うように自分の時間が取れないことにストレスを感じることはある。それでも子供がいることで得られた感情、喜びや経験などは、私にとって自分の趣味や仕事を充実させることとは違った、何にも代え難いものだった。
自分の時間が欲しい、仕事もしたい、子供も欲しい…など、大切なことや欲しいものは沢山あるけれど、残念ながら今の私の状況では全てを自分の思い通りに得ることはできない。そんな中で、じゃあ何が自分にとって重要なことなのかと考えると、私にとっては子供だな、と思った。そう思ったのは、正直に言って自分でも意外だったけれど 笑
年齢を考えても、どうしようなんて悩んでいる時間は無い。1人目から既に高齢出産だったし、これからすぐに妊活したとしても授かれる可能性は低くなっているうえに、確率が上がってしまうことと言えば次の子供には障害があるかもしれない、ということ。厳しいけれど、この事実と向き合わなくてはいけない。
それでも、2人目を授かれるように行動さえしなかったら、絶対に後悔するだろうなと思う。
運良く2人目を授かれたとしても、自分の時間が無いとか、経済的に厳しいといった問題は出てくるかもしれない。それが嫌だから2人目は望まないだろうなと思っていたけれど、娘と過ごす中で私の価値観はすっかり変わってしまった。
そもそも自分の時間が無いのは、ずっと続くわけじゃない。経済的に厳しくなるかもしれないし、ならないかもしれない。自分の時間が無くても、経済的に厳しくても子供がもう一人いる状態と、時間はあるし経済的にもゆとりがあるけれど子供はこのまま一人の状態、どちらが自分には向いているかなと考えると、子供がもう一人の方がいいな、と思った。
学校に行くのに日本ほどお金がかからないので、日本と違って学費を気にする必要が無いということも、2人目を前向きに考えられる判断材料になっている。
経済的な余裕はある程度あったほうが良い事はよく分かっているけれど、いくら自分の時間があっても、経済的に余裕があっても、もう一人の子供と共に過ごせたかもしれない時間や、その子がいることで得られたかもしれない喜びや経験を想像してしまうと思う。たとえ2人目に恵まれなくても、せめて2人目を得ようと行動をした、自分の気が済むまでやり切ったという思いがあれば、それを受け入れて生きていける。
この2年、もし子どもを産んでいなかったらどのように過ごしていただろう、と想像してみる。自分に目いっぱい時間を使える生活はそれなりに楽しいだろうし、旅行にももっと行っていたのだろう。体型の変化に振り回されることもなく、好きな格好して、好きな時に自分のタイミングで好きなことして、ストレスも少ないのだろうな。
でも、そんな自由で恵まれた生活でも、娘がいないというだけで色あせてしまう。多少疲れていても、自分のことが後回しになっても、ストレスがあっても、娘がいるというだけでそれを受け入れられてしまう。子供ってすごいよ、本当に。子供がもっと大きくなったら、また違った感じ方になるかもしれないし、こんなに可愛いのは3歳くらいまでかもしれないけれど 笑
たぶん、まだ一人目の子供で、娘を優先させて生活していればOKの状態だから、大変でも2人目が欲しいと思えるのかもしれないなとは思う。二人同時にギャン泣きされたらどうするか、子供二人に対して自分がどれだけのことができるかと考えてみても、想像はできても実際のところは体験してみないと何とも言えない。また、子供がどういった性格なのか、にもよるのだろう。
正直な話、体力的な面でいうと子供二人を一人で世話する自信は無い。今までのように極力自分でやろうとして、頼るとしても夫にだけ、というわけにはいかなくなる。誰かの手助けを得ることを躊躇していては自分たちが苦しくなるだけで、その影響はきっと子供にいってしまう。それだけは避けたい。
もし、2人目を本気で望むのであれば、助けを求められる人を増やさないと難しいことは分かっている。それができないのであれば、たぶん体力的にも精神的にも余裕がなくなると思うので、私は二人目の子供は諦めたほうが良いと思っている。
…なんて思ってはいるのだが、最近は娘がイヤイヤ期に入ったので、綺麗ごとばかりは言っていられなくなってきた。
赤ちゃんの頃は寝不足やおっぱいトラブルで体力的にキツイ状況だったけれど、今は精神的にキツイ時がある。そんな時は2人目とか私のキャパでは無理だろ…と正直思うので、どうしても2人目が欲しい!といった気持ちにまではいかない。欲しいけれど、年齢的な問題や自分たちの状況と私のキャパ問題を考えると、どうしてもというわけではない、といった感じになる。
だから、残念ながらまだハッキリ決められない。年齢的にそんなこと言っている余裕はないのに。
娘が1歳の時の感じであれば、2人目もいいかも…とすんなりと思えたけれど、このイヤイヤ期をまたやるのかと思うと気が滅入る。この時期がどのくらい・どの程度で続くかにもよるけれど、子供の特性や性格は一人一人違うし、娘と同じ感覚で考えないほうが良いのだろうな、きっと。
さて、どうしようかねえ…2人目。
この気持ちに真剣に向き合わずに子供は一人のまま何もしないで生きていったら、42歳くらいを過ぎた時点でとってもモヤモヤする気がする。今更焦ってもどうにもならない、となる前に自分の気持ちとしっかり向き合っておこう。
2人目が欲しくても、今住んでいる家を修理して売れる状態にした上で、来年の永住権申請の準備が全て終わらないと無理だから、残念ながら直ぐには行動できない。これを考えると、もう考えるのが億劫になるんだよなあ 笑