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イギリス配偶者ビザ申請 追加書類提出の要請でトラブル

イギリス配偶者ビザ申請 追加書類提出の要請でトラブル

イギリス配偶者ビザ申請の結果待ちは、長くて気が滅入る。

あと1~2週間ほどで結果が出るかなと考えていたある日のこと、一通のメールを受信した。

内容は「追加書類提出の要請」である。

正直に言うとめんどくさい、何が足りなかったのだろうか…と思いつつ読んでみると、雇用主からのカバーレターを送れとのことであった。

この書類に関しては、必要なんじゃないの?と申請書類の準備段階から夫には伝えていた。

夫が用意する必要があるものは夫に頼んで用意したもらっていたのだが、雇用主からの手紙含むその他カバーレター類を夫は一切用意する気がなかったようなので、諦めて送っていなかった。

条件は満たしているし、必要書類もちゃんとそろっているから大丈夫と言っていたけれど、やはり大丈夫ではなかった。まあ、夫のことは責めないけどね 笑

だから、これに関しては予想の範囲内。むしろこれを提出すれば、たぶんビザ下りるな…と思い楽観視した。

しかし直ぐに、楽観視した私がバカだったと思い知らされることになる。

夫に連絡して早いところ済ませてしまおうと思ったのだが、メール文の一部に違和感。一応、そのままメールを夫に転送し返事を待った。

夫からの返信を読んで「…だよね 笑」と思ったその内容は、違和感を感じたそのメール文にあった。

Please send this document as a scanned attachment within 10 working days to [Insert relevant mailbox] quoting your application reference in the subject line.

上記は受信したメール文の一部である。読んでいただければわかるように「提出書類はこちらに送ってください」と書かれている。

しかし残念なことに、「こちら」にリンクが張られていなかったのだ。

…やってくれたな、 UK Decision Making Centre の担当者。

確かに雇用主からのカバーレターは提出している人も多いし、大きなウエイトを占めるのではないかとは思っていたから、最初から提出しておけば良かったとは思う。

でも、ちゃんと仕事してくれ。

リンク張ってくれ。

さて、次からはこのトラブルにどう対処したかを記録しておく。同じようなトラブルに遭遇した人がいたら、参考にしていただきたい。

とにかく奴らとコンタクトをとるしかない!

さて、どうやって追加書類の提出先メールアドレスを手に入れるか。

日本語と英語でいろいろとキーワードを変え、Googleに聞いてみたが答えは見つからなかった。同じような体験をした人はいるようで気休めにはなったが、何とかしなければならない。

受信したメールには下記の通り、このメールアドレスには返信しないでねといった旨と、用があるならここからコンタクトをとってねといった旨が書かれている。

This is an automated message – please do not respond to this email address as incoming mail is not answered. UKVI contact details can be found at www.gov.uk/contact-ukvi-outside-uk

一応、ダメもとで返信してみたが、直ぐに返ってきたのは以下の通り。

This is an automated e-mail. Please do not reply.

Please note that this inbox is not monitored and your email will not be read. If you have been contacted by us then please check the email you previously received for the correct email address for your correspondence.

無駄だと分かってはいたが、イラっとしたのは言うまでもない。

彼らとコンタクトを取るには、上記の引用メールに含まれているが、Contact UK Visas and Immigration about your applicationのページから電話かメールでやり取りするしかないようだ。

この問い合わせには、メールなら一つの問い合わせに対して £5.48、電話なら毎分 £1.37かかる(2019年7月現在)。

金の亡者か!バカ高い申請料だけでなく、ここでも搾取されるのか!とも思ったが、他に選択肢がないのでこれを利用するしかないのである。今回のように、彼らが犯したミスのせいで、連絡をすることになったとしても。

ここまでイラついたのは久しぶりであった。なんかもう叫びたい。

さて、ここで連絡手段をメールにするか電話にするかの選択となるが、こういった緊急事態の場合はメールではなく電話することを強くお勧めする。

ご存知の通り、彼らの仕事は驚くほど遅いからだ。

私の場合、10営業日以内に追加書類を提出する必要があったので、悠長に相手の返信待ちをする時間はない。

実際に、念のためにメールでの問い合わせもしておいたのだが、相手の仕事が遅すぎるせいで何の助けにもならなかった。イライラが増えるだけなので、メールでの連絡は時間が有り余っている時だけにしておいた方が良い。

参考までに、メールの場合はどういったやり取りになるのかを記しておく。

メールの引用文にも含まれていた上記のサイトから連絡を取るのだが、まずは自分のビザ申請情報と問い合わせ内容を入力し、送信する。

基本的には二日以内に問い合わせ先からメールが届くのだが、そこで問い合わせ内容の確認や今の状況を伝えたうえで、15営業日(約3週間)以内にまた詳細のメールがあると連絡がくる。

結局何度も問い合わせることになったのだが、メールでの問い合わせに対しての最終的な回答は、私の場合は1~2週間後であった。

しかし場合によっては、スタッフによるのか私の英語力ののせいかは分からないが、2日以内の返信に以下のメールが来て返信が長引くこともある。

私が上記トラブルの際に最初に問い合わせた時は、これが送られてきた。

Thank you for contacting UK Visas and Immigration International Contact Centre.

With regards to your enquiry about sending your supporting documents, please provide the following details: Full Name   
Date of Birth
GWF number
IHS number
Passport number
Place of submission
Type of Visa applied for
Date of biometrics
Nationality
E-mail address used on application:
Reason for escalation:

因みにここで相手から求められている情報は、既にサイトから問い合わせをする際に提供済みの情報である。

何のために二度も同じ情報を提供し、時間を取られなければならないのだろうか。私には理解できない。

上記のメールに返信した9日後、以下のように15営業日以内に連絡があるからちょっと待っててねといった旨の連絡がきた(日付のところだけ変えてます)。

Thank you for the information you have provided. We apologise for the delay in our response.
We escalated your case to the relevant department on ××/××/19. You should be contacted regarding your case within 15 working days from the date of escalation. 

この時点で、すでに電話して問い合わせたもので追加書類は提出済みであった。

最初にサイトからコンタクトを取ってから11日が経過しているが、メール連絡ではまだ何の解決にもならなかったのである。

この5日後に問い合わせ内容への回答らしきメールが来たが、返信ができないアドレスから送信されていた為、私のメール問い合わせはここで一方的に終了となった。

この場合、最初の問い合わせ~最後のメールまでに16日かかった。時間の制限があるから困っていると伝えても、意味はないようだ。

このやり取りを通してからも、イギリスのビザ申請をすることの大変さを痛感した。

メールでの問い合わせでは、スムーズに行っても最終的な回答を得るのに約1週間はかかり、もし問い合わせ先の対応が遅い場合は、2週間以上かかった。

どれだけ時間がかかるのかは対応するスタッフや、問い合わせ先の混雑状況によるのであろうが、早い連絡は期待できない。

以上のように、何らかの問題があって彼らとコンタクトを取るのであれば、電話でなければどうにもならない。

電話でコンタクトを取っても、油断はできない

夫に電話でコンタクトを取ってもらい、何とか追加書類の提出先アドレスを手に入れたのだが、電話したとしても彼らの仕事が遅いことに変わりはないので注意が必要である。

電話をしたからといって、直ぐに連絡先を教えてくれるわけではないからだ。

因みに、この電話で「追加書類の提出先メールアドレスのリンクが張られていなかった」といくら説明しても、担当者は中々理解してくれず、話が通じるまでに同じ説明を夫は3度も繰り返したそうだ。

ビザ申請の詳細がコロコロ変更していることもあるし、問い合わせの仕事をしている人でも、理解できていないところが多々あるのかもしれない。

電話で事情を説明した後、2日以内にメールで連絡すると言われたそうだが、私たちの場合は2日経っても連絡はなかった。

夫から、彼らは仕事が遅いから仕方ない、もう少し待とうと言われたが、「私は許さん!!」…ということで再度電話で連絡してもらった。

そこでの担当者は話の理解が早く、やり取りもスムーズなようだった。

そこで言われたことは、15営業日以内にメールで追加書類の送付先を連絡するということと、追加書類の提出期限はそのメールを受信してから10営業日以内に変更されるから安心するように、ということであった。

ビザ申請にかかわる部署がいろいろあるらしく、申請者の資料や情報が部署を行ったり来たりで把握するのが大変らしい。

だから仕事が遅いのであろう。何とかしてくれ。

2回目に電話で問い合わせた5日後、追加書類提出先の連絡がきたので直ぐに提出した。

2回の電話で夫は約£40支払い、何の解決にもつながらなかったメールにも£5.48支払っている。更に、このやり取りで与えられたストレスは計り知れない。

こうして追加書類提出のトラブルは一旦、解決したのである。

追加書類が提出できない中、以下のメールを受信した

Thank you for applying for a UK visa. Your visa application has been received and is under consideration.  We aim to process non settlement applications within 15 working days (unless you have opted for the Priority Visa service), and settlement applications within 60 working days. 

Unfortunately, the processing of your application has not been straightforward and we will be unable to decide your application within our customer service targets. We are continuing to work on your application and aim to make a decision as soon as possible. 

We will write to you again if there is any change to this. Please do not attend the Visa Application Centre until you have been advised that your application has been decided and that your passport is ready for collection.

もうこれ、目安の60営業日内には結果が出ないけど、なるべく早く結果出すからということであろうか。

追加書類が提出できていないせいでこのメールが来たのか、追加書類関係なしに何かビザに不利な条件が私にあったのか、それとも60営業日内に結果が出ない場合は全員にこのメールを送っているのかは分からない。

しかし、いい知らせではないことは確かである。

信じられない!そこからがまた大変だった

通常であれば(遅れることもあるかもしれないが)約60営業日(約3か月)で申請結果が出るはずであったが、このトラブルのせいで更に待つことになった。

望んでもいない長期戦に突入である。

もう疲れた…もう頑張れない。

多大なストレスで私の心は瀕死の状態であるが、まだまだ戦いは続く。

ここから更に大変な思いをするのだが、長くなったのでこの続きは次回に続く。→イギリス配偶者ビザ申請 追加書類の提出要請でトラブル2