放送大学三年次に編入学

この秋から、念願の社会人大学生になる。

専門学校は卒業しているため、三年次に編入学をして通信の放送大学で勉強することにしたのだ。専門学校に通うのに借りた学費の返済も終わり、働いて一人暮らしをしていても通信であれば大きな学費はかからないし、何より、働きながら学べる。

高校生の時、一応は進学校だったので何となくで大学受験をした。しかし、アトピー・ニキビに悩まされ生きる希望もなく、希望する進路もこれでいいのかと確信がない、そんな状態でひきこもりぎみだったので、塾にも通わず家でも勉強は全くせずに現実逃避。鏡を見て死にたくなる日々を送っていた。そんな受験生だったため、一応の志望校に受かるはずもなく、ひきこもりの浪人生活に突入したのだった。

人生を変える為には、この見た目を何とかしないと!と、一念発起して美容学校に進学し美容師になり、何とか社会と関わって1人で生きていけるくらいにはなった。

そうやって今までしてきた選択は、どうすればこの苦痛(見た目のコンプレックス、凝り固まった考え方)を取り除いて、人並みの生活を送れるか、というマイナスからのスタートだった。引き籠っていた私にとって社会と関わって生きる事は、あらゆる面で苦痛であり、怖い事である。

社会って理不尽なことが多い。でも、その社会と関わらなければ、親の手を離れ自立して生きていけない。それを受け入れたうえで、じゃあどういう風に社会と関わって生きていこうか考える。

私にとって生きていくのに苦痛はセットだが、少しでも自分にとって快適な人生にするためには何が必要で、どう生きればいいのだろうか。私は自由が欲しい。そして、自由には責任が伴う。自由になる為には経済的にも精神的にも自立する必要があると思った。

では、その為に何をしたらいいのだろうか。

真っ先に思ったのは、「私には知らないことが多すぎる」ということだった。美容・健康・仕事・お金…と、こういった分野の本を読み漁っていたが、知らないせいでどれだけの苦痛を味わっただろうと、今まで相当騙されて生きてきた自分に気が付いたのだった。

気が付かない方が楽だったかもと思うことはあったけれど、気が付いてしまったらもう元には戻れない。この社会と関わって生きていくのだから、社会の仕組みをもっと知った方が良い。知らないことが多すぎる。このままでは将来、今以上に不自由な生活を送ることになるかもしれない。

趣味の読書は、自由になる為にしている(精神的にも、経済的にも)。そして、大学卒業程度の一般教養は身に付けた方が良い、というより、これからもっと快適に生きていくには必要だと思った。

これが、私が大学で学ぼうと思った理由である。

母からは散々お金が無い、お金をかけるな、親に楽をさせろと言われてきたので、お金がなかったということが大学進学を諦めた理由の一つではある。これ以上、お金に関する愚痴を聞くことに堪えられなかった。

大学に行かなくても勉強はできるのかもしれないが、もし見た目のことで死にたくなるほど悩んでいなかったら、自分にも親から学費をかけてもらう価値があると思えていたら、キラキラした大学生活でも送れていたのかな(笑)…なんて思うこともあった。出来れば、大学に進学して人生の選択肢を広げたかったのだと思う。

何となく心に残る、こういったモヤモヤをなくすためにも、大学で学んで卒業した方が良いのだろうと思う。今の機会を逃したら、もうこんなパワーは出てこないかもしれない。

読書だけでは物足りなくなってきたので、社会人大学生としてこれから頑張るぞ、と。