イギリスに住んでいると、自分は痩せているのではないか、太ってないのではないかと錯覚する。
イギリスに移住してから、移住前の体重とそこからプラス3~4㎏の体重を行き来している。3~4キロ増えると、顔も変わってくるし体型の変化に直ぐに気が付く。今のところはこのヤバい!太ってきている!!という危機感により、ストッパーがかかってくれるので気が付いたらすぐに元の体重に戻すようにしているが、そのストッパーが緩みそうで怖い。
なんせ、このイギリスには太った人がたくさんいる。
イギリスでは太りやすい食生活がとっても安く簡単に手に入るので、簡単に太ることができる。日本での食事に比べて、基本的に量が多いし甘いものが多い。楽をしようとすると炭水化物ばかりの食事になるし、お菓子はクッソ甘い。炭水化物の食事もいい感じのジャンクフードで止められない止まらない、の状態になる。
日本にいたらギリギリ普通体型、もしくはぽっちゃりに分類されるであろう今の私の体型だが、外に出かけると、日本にいたときよりも肥満体型の人を多く見かけるせいか、私、全然大丈夫じゃんという気になってしまう。周りと比べて…とかではなく、自分基準で見ると明らかに太っているのに、周りの環境に流されて太ってなどいないと錯覚してしまう。
私が体型に気をつかうのは、好きな服を好きな感じで着られるようにというのと、健康面で自分が気持ちよく快適に過ごせる、自分にとってベストな体重・体型をキープしたいからだ。それなのに、この錯覚により周りの環境に流されて、自分の基準が変わってしまいそうで怖い。ずっとイギリスに住んでいると、今錯覚だと思っていることが錯覚ではなく、今の自分に合った現実なのだと怠惰で楽な方に流されそうだ。
これだけ頻繁に体重の増加を繰り返すと、もう心が折れそうになる。
そこまで体型を気にしなくていいって!太っているなんて気のせいだよ、周りを見てごらんよ…という悪魔のようなささやきが聞こえてくるようだけれど、ここで流されては行けない。元々我慢強くない私なら、あっという間に甘いものばかり食べて肥満体型まっしぐらになるだろう。
イギリスの運転免許証に切り替えるために撮影した証明写真、4キロ太っていたので顔がパンパンだった。ショックだった。この写真のまま10年更新がないのだから、楽だけれど辛い。
自分は太ってない、まだまだ大丈夫な気がするとか、錯覚ですから!お気を確かに!!
早く元の体重・体型に戻そう。