2023.7 ブログ名を変更しました
耐えられない歯痛 イギリスでコロナの感染リスクがある中、歯医者に行ってきた

耐えられない歯痛 イギリスでコロナの感染リスクがある中、歯医者に行ってきた

先月から抱えている大問題、歯痛。

デンタルフロス使用中に鋭い痛みが走りそこから鈍痛が続いていたが、お湯や甘いものでまた鋭い痛み→鈍痛を繰り返していて、これは放っておけないやつだと直感。しかし既に取ってある治療中の歯の予約は一か月以上先で、これが本格的に痛みだしたらたぶん耐えられない。

因みにこの予約は、4月に取ってあったのがコロナのせいで延期され8月になったものである。イギリスのロックダウンの影響は、こういったところにも出ている。

コロナウイルスの対策の為、どこの歯科医院も一日に受け入れられる患者数は限られており、恐らく簡単に予約は取れないだろうと思いつつ、私には英語で電話のやり取りをするのは難しいので夫に予約の電話を頼んだ。

最初につながった電話で状況は説明し、折り返し連絡すると言われたが電話がかかってこず、その後何度電話をかけても話し中で繋がらない。相当忙しいようで、歯の定期検診は受け付けておらず緊急の予約のみで対応し、患者の受け入れはセーブせざるおえないようだった。

何だかんだで予約は取れずに1週間が過ぎ、既に仕事をリタイアしている義理の父に電話の協力をしてもらい、やっと取れた予約は10日先で戦慄した。ここまで連日、市販の痛み止めを服用したのは初めてだ。

コロナがなかったころの日本だったら、超痛いとなれば当日や次の日でも対応してくれた歯科医院は多かったが、コロナありのイギリスはこんな感じか。超絶痛い場合は地獄だろう。

…こんな感じで、コロナウイルスの影響がある中、先週やっとの思いで歯医者に行くことができた。

私の通っている歯科医院では、ただの定期検診や今する必要のない治療は受け付けておらず、歯を削る必要のある治療もできる限りしない方針だったので、ロックダウン後しばらく経った今でも受けられる治療には少し制限がある。

また、歯科医院へ行く前に彼らのホームページにある問診票とコロナウイルス対策への注意事項を読んでサインし、メールで送付しておく必要があった。それがされていないと行っても治療が受けられない。

歯科医院で治療を受ける場合のコロナ感染リスクの説明や、利用する際にコロナ対策で取るべき行動などが書かれており、これをメールするのは紙のやり取りで感染をしないようにする為のようだ。

しかし、ちゃんとメールで送ったのだが何故か行ってから外で全く同じものの記入をお願いされた。レセプションの電話対応が忙しそうだったから確認されていなかったのかもしれないけれど、結局紙使っちゃうのかよと心の中でツッコんでおいた。

患者の歯科医院への出入りは管理されておりスタッフの案内が必須で、入る前には体温チェック、入った後と出る前には手指消毒が義務付けられていた。また、歯科医院の中では自分の担当医とそのアシスタントとのやり取りだけで、他の患者さんとは会わないように徹底されており、受付も厳重に区切られていた。

今は買い物に行くときもマスク必須で、こういった対応に慣れてきていたせいか、あまり戸惑うことはなかった。

さて、問題の歯についてだが、既に神経を抜いてしまった歯の根が炎症を起こしているようだった。私が予想していた歯ではなく、ここで治療したばかりの歯が痛んでいた。(因みに今回の診察費は、問診とレントゲン写真1枚、処方箋を出してもらう内容で£35、あとは薬局で薬を処方してもらうので£9くらいだった。)

子供の頃に神経を抜かれてしまい、二度目の再根管治療をこの歯科医院で受けたが何度も再根管治療はできるものではないし、もう回復しないかも…という感じだった。抗生物質で炎症が治まれば暫くはこの歯キープできるが、治まらないようであれば抜くしかない。

またこれかー!! 泣

神経を抜いてしまった歯はこうなるから、結局は抜歯になる可能性が高いのだろう。早かれ遅かれこうなることは分かっていたが、予想より早かったから悲しい。抜歯になると自分の老いも感じる。

今は処方された抗生物質を飲み切って様子見しているが、まだ痛むならこの歯を抜くしかない。

耐えられない痛みではないが、こうも毎日のように痛みが続くと嫌になる。まだ若干痛いので抜歯の覚悟をしているが、もうこの痛みから解放されるのならそれでもいいかなと思い始めている。

次の予約もなかなか取れないんだろうなあ。コロナの感染リスクがある中で、歯のトラブルは本当に辛い。