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キプロスの遺跡と海が美しすぎる キプロス観光

キプロスの遺跡と海が美しすぎる キプロス観光

9月に2週間、義両親と義姉家族との3世帯でキプロス島へ旅行へ行ったことはここで書いた。その時はvilaでの滞在と一歳の娘との旅行について書いたが、今回はキプロス観光について書いていきたい。

キプロスでは海も楽しんだけれど、ここでは歴史的な観光地について記録しておこうと思う。

私が観光で行ったのは、有名なKykkos monastery(キッコス修道院)、パフォスにあるArchaeological Site of the Tombs of the Kings(王家の墓)とArchaeological Site of Nea Paphos(パフォス考古学公園)、日本語での検索ではあまり見かけなかったAncient Kourion(コウリオン)だ。しっかりチェックはしなかったけれど、どこも日本語のガイドは無かった気がする。

この3か所、ベビーカーで行くには大変な場所だった。特にArchaeological Site of the Tombs of the Kingsは、日陰も殆どないし足場も悪いので、ベビーカーに乗るような小さい子供やお年寄りの方は夏に行かないほうが良いかもしれない。

私も夫もこういった歴史的な観光地が好きなので、子どもがいるから行かないという選択肢はなかった。クソ暑い中夫がベビーカーを押して頑張ってくれたのだった 笑

Archaeological Site of the Tombs of the Kings 王家の墓

王家の墓は、ユネスコの世界遺産に登録されており、最初の写真のような美しい海の見える広ーい場所に、このようなお墓が何か所もある。広くて立派なものから、小さいとは言わないけれど、大きくてしっかりしたつくりのものに比べたら細やかなお墓もある。

急な階段を下って薄暗い穴の中に入れば、静かで涼しいお墓の中で、中には特に何も飾りなどは無く、空洞になっているだけだった。王家の墓と呼ばれているけれど、貴族や高官の埋葬地だったらしい。広くて同じようなお墓が沢山あるので、正直に言うと途中で飽きてしまった。

広いのですべてを回るには時間がかかるし、たまに足場が悪い場所があり、道も舗装などはされていないのでベビーカーでの移動が大変だったし、日陰になる場所がかなり少ないので、夏に行く場合は日焼け対策とこまめな水分補給は必須だ。私はここでの観光のせいでこんがり日焼けし、2日後に肩の皮がむけて驚いた。日焼けで皮が剥けたのは数十年ぶりだったし 笑

同じようなお墓が沢山あって飽きてしまったとは書いたが、こういった歴史的な建造物は美しいし見ていて楽しい。ここいけるかな?入れるかな?と散策するのも面白いし、ワクワクする。

因みに、トカゲも散歩しているので、爬虫類好きにはそれも楽しめるかもしれない。

Archaeological Site of Nea Paphos パフォス考古学公園

ここも世界遺産に登録されている。ここも広いので、すべて回るとなると結構歩く。エリアによって違う時代のモザイク画や建築物、遺跡などが楽しめる。

モザイクの保存状態が良いので見ごたえはあるけれど、私はシアターや遺跡が好きだった。美しい。もちろん多数残されているモザイクは圧巻で、できればもっとじっくり見たかった。写真にあるように、遺跡の中にたたずむ柱やアーチ形の入り口などはある程度形が残っているが、廃墟な感じがいい雰囲気を醸し出している。

ここも歩きにくくてベビーカーでの観光は大変だった。広いので次までの距離も長いし、地図もわかりにくいので、行くなら歩きやすい靴で。

因みに、ここから出て少し歩いたところにも別のシアターがあるが、保存状態がここまで良くはない。もしこのシアターがなかったら、もう一つのシアターが有名な観光地になっていたのだろうかと考えてしまった。やはり維持管理が大変なのだろう。町中にこんな遺跡があるなんて素敵すぎる。

また、考古学公園の外、すぐそばにパフォス城がある。海の側で美しくたたずんでいる。

余談ではあるが、キプロス観光を始めてすぐ、自家製のジェラートアイスクリーム屋が沢山あることに気が付いた。観光に行くたびにその場でジェラート屋を探し、毎日のように食べていた。食べ過ぎて、最後の方は大好きなジェラートの美味しさに対する感動が薄れてきたほど食べた。

その中でも、パフォス考古学公園の入り口からパフォス城に行く道にある、ジェラートアイスクリームがめっちゃ美味しかった。パフォスには2度行ったが、美味しすぎて2回とも買って食べた。パフォスに行くなら、パフォス城近くのカッコいいバイクのフィギュアが並んでいて、大きな扇風機のあるジェラート屋に必ず行こう。暑い時期には最高だ。

Kykkos monastery キッコス修道院

キッコス修道院も世界遺産に登録されていて、有名な観光地だ。

ただ、行くのが大変だった。高所からの景色は良かったが、山道を1時間以上ウネウネと車に揺られ、行きは大丈夫だったけれど帰りは車酔いした 笑

入り口を間違えたが無事に到着し、修道院内部は基本的に写真撮影OKだけれど、宝物館のような有料の博物館エリアは撮影禁止になっている。入口付近、入り口向かいの売店、少し下ったところにあるレストランにはたくさんの猫がいるので、猫好きにもいいところかもしれない。でも彼らは常に食料を求めてさまよっている。

さて、修道院内部は至るところに壁画!壁画!モザイク壁画!美しいし豪華なものもあって素敵だが、こんなに壁画だらけだと、ここで暮らすのはちょっと怖くて無理だと思った 笑

でも暮らしている人いるんだよね。普通に住居になってるエリアもあるし。今の時代でもこういったところで過ごす人ってどんな生活なのだろう。聞いてみたい。

さて、階段を登ったり降りたり、中庭のような場所に出たり教会があったり、行き止まりになったりで、迷路みたいだった。修道院内部は普通に美しいし見応えはあったが、やはり有料の宝物館的なところには行く価値がある。

優美な衣装や豪華な装飾品、たくさんの絵画、凝ったデザインの美しい本、お祈りのために使う道具なども見ていて飽きない。こういうの好き!大好き!!手作りでこれ作ったんだよなぁ、美しいなぁ〜と思いながら、こんなアクセサリーや本がほしい!ファンタジーではなくて現実にこんなに美しいものが存在したなんて!と、テンションが上がった。

でも、こういうものから教会の権威を感じたり、神秘的なものに惹きつけられたりするから、宗教ってこういうのを利用して上手くやってきたんだよなぁ、などと考えてしまう。こうやって上がったテンションがちょっと下がる。勝手に盛り上がって勝手に失望する私 笑

ここなら何時間でも居られる気がすると思ったけれど、娘が待てないので一通り見終わったら退散した。いつかまた来てじっくり観てみたいけど、あの山道をまた…と想像すると吐き気がするので、行くときは酔止めの薬が必須だ。

Ancient Kourion コウリオン

ここは日本語でGoogle検索してもあまりヒットせず、英語で調べなかったら知らなかった場所だ。ウィキペディアによると、コウリオンはキプロスの南西海岸にある古代ギリシャの重要な都市国家だったようだ。

広さはパフォス考古学公園ほどではないが、似たような感じではある。ここにもモザイク画やシアター、住居、浴場やサウナなどの遺跡がある。グラディエーターの休憩所とかかっこよくて、楽しく妄想できた 笑

広すぎず、足場も整えられているところが多いし、地図も分かりやすかったので、ベビーカーでも上記の他の場所よりは観光しやすかった。シアターはある程度形として残っているけれど、他の施設は朽ちているので遺跡感がすごい。でも私はこの遺跡感が好き。すごいぜ遺跡感 笑

この遺跡から見える海沿いの景色も美しかった。似たような遺跡だけれど、パフォス考古学公園よりもクリオンのほうが私の好みだった。

この遺跡からも海が見える。すぐそばのビーチも美しかった。

このコウリオンの遺跡と海の景色が最高だった。キプロス観光で、古くて儚い・美しいものが好きな私が一番気に入った場所がこのコウリオンだった。日本語でキプロス観光の検索かけてもこのコウリオンは情報が少ないけれど、もしキプロスに行く機会があるのなら行くことをお勧めする。