子宮内容物除去手術の後、約一か月ほど経ってから、新たな問題が浮上した。
歯が浮くような、疼くような、そしてそれが時々痛みに変わる…神経のない歯が騒ぎ出したのである。前回の治療から10年以上経つし、いつ再治療になってもおかしくはない歯だけれど、ここで痛みだすとは。手術後、体が弱っているのを感じていたけれど、この歯に現れたか…。もう、勘弁してくれ。
大きな痛みはないから1週間ちょっとは様子見をしたけれど、良くなる気配はない。急に激痛になったら嫌なので、仕方なく去年から通い始めた歯医者へ行くことにした。2か月後に予約していた定期検診を早めてもらう形で予約を入れ、診察日は痛みが出始めてから約2週間後となったのである。
診察の結果、レントゲン写真見る限り大きな問題は起こっておらず、問題があるとしたら痛んでいる歯が小さな炎症を起こしている可能性がある、というものだった。
この感じだと、被せ物を外して再根管治療をしても症状は良くならず、最悪の場合は悪化してしまうかもしれないので、治療はしたくないと言われた。様子見するしかない、と。…この歯医者にも「やりたくない」と言われるとは。イギリスは、やりたくないって言える環境でいいな~と思ってしまった 笑
レントゲン写真で大きな問題はないと確認できたので一度は安心したものの、まだ歯が疼く。問題がないのに、長期間歯が疼くのはおかしいよね。でも治療したくないって言われたし、治療費高いし、どうしようと悩む日々。
更に、胞状奇胎の経過観察でhcg値が順調に下がらなければ、抗がん剤での化学療法になる可能性がある状況だった。確率は15~20%、決して低くはない。もしこの痛みがある中で抗がん剤治療になったら?と考えるだけで恐ろしい。耐えられない。
そこで、イギリスで治療を受けるのと、日本で信頼できる歯医者さんに診てもらうために一時帰国した場合の費用を計算して比べてみた。問題のある歯だけではなく気になる箇所の治療を全て受けた場合、日本に帰って受ける治療費と往復航空券代を足しても、イギリスで治療を受けるより安いことが判明。
…ということで、思い切って日本に帰って歯の治療を受けることにしたのだった。8月の航空券めっちゃ高いけど 泣
日本に帰れるのは航空券を購入してから約1か月後。それまではこの疼く歯に付き合わなければならないので、痛みが酷くならないよう、この歯では噛まずに食事をしてできる限り刺激しない様に生活した。痛みが出たときにイブプロフェンを3日ほど服用したところ、幸運なことに痛みが引いたので、その後は痛みに襲われることはなく日本へ帰国できたのだった。
そして、前回帰国したときと同じ、実家から通える信頼できる歯医者さんに治療をお願いした。
ここでもレントゲン写真では問題なさそうであった。今のところは痛みはないけれど、痛くならない様にずっと使っていなかったので、この歯で噛めるかは分からない。…でも、体調が悪いときに疼いて痛みが出たのだから、何か原因があるはず。それを取り除かないと、早かれ遅かれまた痛みだすよね?ということで、被せ物を取って診てもらうことにした。
…結果、内部で出血していたらしい。
なぜ出血していたのだろうと思いつつ、再根管治療へ。治療を進めていくと、未治療の根管が発見された。出血はここからだったようで、未治療だったためかその根管内が石灰化してしまっている状態だった。
硬くて器具が通らず、その根管全てを綺麗にすることはできなかったため、器具が通る範囲は掃除してもらうことになった。器具が通らない箇所があるものの、運良く隣の根管と根の先が繋がっていたようで、隣の根管からできる限り根の先まで綺麗にしてもらうことができたのだった。
この歯はいつかダメになるだろうな。早かれ遅かれ抜歯になるだろうなと思っている。抜髄する時にきちんとした治療が受けられないと、こういうことになるのか…と実感。これで何度目だ?笑
こうして、再治療に追われる日々。これで何度目だ?笑
子供の頃の歯医者、めっちゃ大事。近所にあるからというだけで選んじゃダメ、絶対!!!!今さら何を言っても遅いけれど!どうにもならないから高いお金払って再治療して、いつか抜歯するしかないのだろうけど!!!泣
愚痴っても何ともならないので、再治療に追われる日々を続けるしかない。せっかくなので気になる歯は全部診てもらい、今回は必要な治療は全て終わらせることができた。前回の帰国では時間が足りずにやりきれなかったので、気になるところが治せてよかった。
合計で約20万、イギリスだったら神経のない歯1本の治療しか受けられなかったと思う。被せ物の種類によってはそれ以上の価格なので、イギリスの歯科治療は本当に高額である。予約取れないし難しい治療は断られるし、高額なのでダメもとで頑張ってみて!っていうのも頼めない。歯の再治療に追われる私のような人は、イギリスに住んじゃいけないよね、と思う。
手術後、体が回復しきっていない中で歯の痛み、そして日本へ帰って歯の治療。不幸の連続のように感じて辛い数か月だったけれど、今回日本に帰ったおかげで暫くは歯の心配をせずに過ごせる。
神経のない歯はあと2本残っているが、どちらも何度も再根管治療をしている歯なので、次に痛んだら抜歯を覚悟している。日本に帰れなかったらほぼ確実に抜歯だろうなと思っているので、その時は部分入れ歯を作ることになるだろう。早かれ遅かれ、部分入れ歯だろうな。
せめて3~4年は何事もなく過ごせますように。