胞状奇胎が確定

胞状奇胎が確定

19/06/2025

先月、胞状奇胎の疑いがある中、子宮内容物除去手術を受けた。

胞状奇胎かどうかは、手術で取り出した子宮内容物を専門の検査機関に出さないと分からないようで、結果は2〜6週間で出るということだった。

そして手術から4週間半後、検査結果が出たから病院に来るように連絡があり、手術から約5週間後の先日、結果を聞きに病院へ行ってきた。全胞状奇胎だった。

病院の指示通り手術の3週間後、妊娠検査薬でhcgの有無を確認したら薄っすら陽性ラインが出ていたので、もしかしたら胞状奇胎だったのかもと思ったけれど、なかなか検査結果の連絡が来なかったので運良く陰性だったかなと思いつつ過ごしていた。でも、検査結果を聞きに来いと呼び出された時点で、あ~胞状奇胎だったんだと、覚悟を決めて結果を聞きに行ったのだった。陰性なら、わざわざ呼び出さないよね。

流産かと思いきや胞状奇胎、しかも全胞状奇胎で運が悪ければガンと同じ化学療法、超絶運が悪ければいつか絨毛ガンになるかもしれないリスク付き。「〜かもしれない」が悪い方へ、悪い方へと向かっていく。既に胞状奇胎というイギリスでは全妊娠中0.1〜0.2%という低確率の異常妊娠を引き当てているわけだから、化学療法になる可能性が全胞状奇胎になった人の15%とか言われたら、確率高いな!ってなるわ。どうしてくれるんだよ。

予想通りの結果で、ドクターから受けた説明も事前にネットで調べていた通りだった。

これからは、ロンドンにあるCharing Cross Hospitalのフォローアップで、 hcgの数値を経過観察されることとなった。直接自宅へ送られてくる検査キットを持ってGPへ訪問し採血してもらう、もしくは尿検査になるのだが、どちらもGPを通して提出しろとのこと。わざわざ病院まで行かなくて済むのはありがたかった。

経過観察の期間は未定で、その人次第だそうだ。だから、妊活してもいいとなる時期も人それぞれ。

今年で41歳になるし、子ども2人目はもう諦めざるを得ないだろうな。まあ、悔しいけど仕方がない。手術から1カ月ほど経って、やっと落ち着いてきたと思ったらこの結果。また心が重い、体が重いという生活に逆戻りである。

でも、最近良かったこともある。今年4月に今住んでいるフラットが売れて、先日やっと家を買うことができたのだ。

今のフラットは広さはあるけれどベッドルームが1つしかないので、どうしても子供部屋が必要だった。娘のPrimary School 入学には間に合わないけれど、次の住まいが無事に見つかってよかった。イギリスで家を売る・買うのは、イギリスのふざけたシステムのせいで時間もお金もストレスもかかること。

まだやることは多いけれど、引っ越しして自分たちが快適に暮らせる家づくりに専念しようと思う。そっちも家族にとって大事なことだから。

胞状奇胎になったのは仕方がない。直ぐには割り切れることじゃないけれど、時間が経てば心も体も回復していくだろう。これ以上悪い方へ行かなければ、の話だけれど。

今のところ、胞状奇胎だったことに対して自分にできることはない。面倒だけど最悪の事態を防ぐために、経過観察をしっかりしていくしかない。

長い戦いになるなぁ。