イギリス コロナウイルス感染拡大の中で生きる4

イギリスでは現在、コロナウイルスの感染拡大のペースを遅らせるため、持病のある人や高齢者を感染から守るために、様々な活動が制限されている。不要不急の外出はしない様に、とのことである。

私は元々、不要不急の外出はしない引きこもりだが、生活必需品や食料を手に入れるためと外の状況は把握しておきたい気持ちもあって、いつもよりは外で過ごす時間が多くなっている。…トイレットペーパー探しの旅のせいである。

週末は、まだスーパーマーケットの混雑が予想できたので、買い物には行かなかった。実際に近所のスーパーでは開店時間後すぐ、駐車場は埋まってしまい道路沿いに駐車されている状態だった。平日の落ち着いた時間に行く方が安全だろう。

…というわけで、今日はまた町まで買い物へ行ってきた。

キッチンペーパーは復活していたが、トイレットペーパーはまだ手に入っていない。食料品もまだ手に入らないものはあるが、先週よりは店内に多く補充されていたので、パニック買いで商品の無い状態はこれからもっと落ち着いていくだろう。

今日の町の様子だが、人の姿は先週より少なくなっていた。

飲食店は閉まっているか、テイクアウトのみOKとなっているところが多く、美容室や理容室に関しては、閉まっているか窓・ドアを開け放して営業していた。

飲食業やサービス業の経済的な打撃は大きいだろう。詳しくは分からないが、ここイギリスでも個人事業主や中小企業への補償は十分ではないようで、そういった人たちに対する補償も必要だといった意見を目にする。お客さんが全くいないのに、営業している彼らも不安でいっぱいなのかもしれない。

これだけ人が少なくなっているのを見ると、やはり大変なことが起こっているんだと実感する。引きこもって生活していると何が起こっているかを感じにくいので、こうやって自分で見て感じる必要がある。

毎日のように不要不急の外出は控えるようにといった情報を耳にするので、真剣に受け止めている人も増えてきたのかもしれない。もしくはパニック買いも済んで十分な生活必需品・食料もあるからと、落ち着いたのかもしれない。

因みに、こんな中でも外でマスクをしている人は見かけない。今日は一人も見かけなかったので、こういった状況でもマスクの必要性を感じていないのだろう。このくらいの状況では認識が変わることはないようだ。

高齢者は感染を防ぐために、この先12週間ほど外出を控えるよう通達があったが、町では歩く高齢者を何人か見かけている。夫の祖母も外に出たいからと聞き入れていないようで、やはり強制力がない限りはこういった人が出てきてしまうのだろう。必要な情報を得ようとしない人や、危機感をリアルに感じられない人に何を言っても無駄なので、最悪の場合はイタリアやフランスのように強制的に外出禁止にするしかない。これからどうなるだろうか。

「Stay at home」といったメッセージが、いろんな工夫をして発信されている。

なるべく強制はしたくないとイギリス首相も言っているが、自由が制限されることへの反発は日本よりもイギリスの方が強い気がする。

感染したら死んでしまう可能性が高いにもかかわらず、家に留まらないのは賢い行動だとは思わないけど。先ほどのニュースでは、イギリスでコロナウイルスにより亡くなった人は335人になった。日々増えている…マジでStay at home。