コロナウイルスによる外出禁止措置がとられてから初めて、規模の大きなスーパーマーケットへ行ってきた。大好きなTESCO!!
よく行く近所のスーパーマーケットでは敏感肌向けのBIO洗剤や、ごま油などの調味料類が手に入らないので、時々大きめのTESCOへ行く必要がある。夫がコロナウイルスの影響で休業になったため、車を出してもらいやっと買い出しに行けたのだった。
大きな店舗の場合は、どうやって他者との距離を保ちながら営業しているのだろうと気になっていたのだが、やはりここでも入口から出口まで大まかな「人の流れ」を作り、対応していた。基本的に通路は一方通行になっており、2メートルおきにテープで印がつけられていた。
いつも行く近所のスーパーでは、それぞれのレジ前に距離を保ちつつ並ぶ形式だったが、こちらの大きなTESCOではレジに行く為の通路が用意され、並んで待ち、係員が使うレジを指示して進むようになっていた。レジ周りはスッキリしていたし、2メートルおきの印もここにはついていなかった。
また、レジ係の周りには透明ボードがありレジのスタッフは飛沫から保護されているのだが、このスーパーではそれが設置されていないレジも多かったので、そこまでキッチリと仕切られている印象は持たなかった。
これだけ大きな店舗だし、最近のマスク装着が推奨される国も増えてきたせいか、マスクを付けている人も多く見かけた。それでも半数はいかないくらいだっただろうか。店についた時点で人が多そうだと思ったので、念のために夫とともにマスク装着で買い物したが、店舗が大きいこともあり平日の昼間に関わらず人は多いと感じたし、入店人数は制限されていたけれど、それでも人との距離を保つのは難しいと感じた。人の多さや店内の仕様からして、いつも行く近所のスーパーよりも感染しやすそうだと思った。
今回の買い物で夫は相当なストレスがたまったらしく、帰ってきてから様子がおかしいので、次からは近所のスーパーへ一人で買い出しに行ってこようと思う。戦力外通告である。
さて、ここ数日は、こういった暮らしがいつまで続くのかと考えることが増えた。
ニュースでも時々、「出口戦略」なるものについて話されているが、これからどうやって人の行動制限を緩和して経済を動かしていくのだろうか。いつまでも経済を止めているわけにもいかないだろうが、また感染が急激に増えることになれば今までやってきたことが無駄になってしまう。
いつ、どの程度人の行動制限を緩和していくか、というのは難しい判断だろう。それまでまだ時間はかかるだろうが、各国でどうやってこの感染症と経済的な問題に対処するのかは気になるところだ。
ワクチンの開発や効果の高い薬が開発されるまで、まだ暫くはかかるだろうし、多くの人が免疫を獲得するまでにも、数年の時間がかかるだろうと言われている。
数か月で何とか出来る感染症じゃないように見える。私の考えでは、以前のような生活に戻るには数年の時間かかかるように思う。
感染症のリスクがある中で、どうやって経済活動を行い生活していくかとなると、働き方や学校での学び方も変化が必要だろう。今までのやり方には戻れないかもしれない。
前みたいな生活に戻りたいといった声をネットなどでも見かけるが、この感染症に対し集団免疫を身に付けるか、効果的なワクチンや薬が開発されるかしないと元には戻れないのだから、時間がかかる。「時間がかかる」間に、別の働き方や学び方など、この感染症の中でどう生きていくかは至る所で試行錯誤されるだろう。その流れに適応した生き方が出てくるだろうから、そちらが普通の生活になるのではないだろうか。そうなれば、わざわざ元に戻る必要もなくなる。
むしろ、前の社会生活(学校も仕事も)に適応できなかった、引きこもりの私のような人間からすると素晴らしい世界になるかもしれない。また、この感染症のおかげで経済補償され、既に強制的にベーシックインカムっぽくなっているとも思っている。…と、こう考えられるのは私がイギリスにいるからだろうけど。
もういいじゃん、ベーシックインカムで。ほどほどに働いて、みんな遊んで生きていけばいいと考えていたので、このコロナウイルスの影響でまさかそれに近づくとは思ってもみなかった。
上記の通り、この感染症は数か月で何とかなるものだとは思っていないので、日本政府の緊急事態宣言で示した1か月という期間は短いし、対策も十分ではないと思う。6月には元に戻れるといった見通しをされているが、たぶん無理だろう。考えが甘すぎる。
6月には元に戻るといった考えで、元に戻ってからの旅行や観光業、その他利権への対策を見せかけの経済対策108兆円に加えていたが、それを見ても本気で頭の中はお花畑の連中なのだと思う。それ、まだまだ先のことだから。今することが他にあるだろう。
中国はコロナウイルスの感染拡大を無理矢理抑え込んだけど、その他の国はどうしているのか、どうなっているのか、彼らは見えているのだろうか。
母国の日本なので、もちろん直ぐにでもコロナウイルスの影響が無くなってほしいとは思う。しかし、残念ながら政府があれでは何ともならない気がする。
もし私がこの状況で日本で飲食店を経営していたり、美容の仕事を続けていたのであれば、借金漬けになる前に直ぐに廃業すると思う。数か月持ち堪えてもまた冬などに感染が拡大するかもしれないし、1年後になってもたぶん安定して仕事はできないだろうと思うので、事業を続けて固定費ばかりが出ていく生活を続けられないからだ。ダメージが少ないうちに給付金をもらってから止めて、実家に帰っただろう。
ほんと、業種によってはどうにもできない、辛い時期だろうな。今まで税金払ってきた人たちに対してこの仕打ちなんだから、日本の政治家は恐ろしい。
それのトップは責任取らないって言ってるし、責任を取らないという日本のやり方は戦後もずっと変わってない。戦争に負けても変わらなかったんだから、コロナウイルスでどうこうなっても国が亡びるまで変わらないのかな。