イギリス コロナウイルス感染拡大の中で生きる10

天気が良いからって、日光浴は止めて~。

今日も、外はなんだか爽やかでいい天気だ。外出禁止の生活が続く中、多くの人が外に出かけたくなるのは、よく分かる。

でも、お願いだから日光浴とか、規制を破る行動は止めて欲しい。守れない人が多いようだと運動の為の外出も制限する必要がある、といった意見が政府から出ているので、目立つ行動が続くようだとお散歩やランニングさえ禁止されてしまうだろう。勘弁してほしい。

そもそも、4月になり暖かい日も増えてきたと言っても、最高気温は20度くらいだ。私はそれでも半袖で過ごす人が多いことに驚いているが、日光浴の為にビーチに行くって半裸ですか?寒いんですけど…などと思ってしまう。

ロンドンなどの人口密度が高いところでは、どうしても公園などに人が集まってしまうというのは仕方がない面もあるだろう。しかし、レジャーシートを引いて寝転んで過ごす人が公園に3000人も集まってしまえば、せっかく人との距離を取る対策をしている意味がなくなってしまう。…だから日光浴はするな、と言われてしまうのだろう。とりあえず、都会に住んでいるから仕方がないと割り切って、今はみんな歩いてくれ。

この散歩が最後になりませんようにと思いつつ、今日は1時間30分ほど歩いてきた。

牛の水飲み場とかが、自宅から歩いていける距離の中で普通にあることに驚きだ。水飲み場の周りの草は、食べられちゃったのかなぁ。

イギリスは基本的に風が強いので、雲があると動きが早いことが多く、雲の動きを見ているだけでもかなり時間を使えるのだが、今日は殆ど雲を見かけなかった。風も冷たくなく、気持ちが良い。

鴨たちは、まったりお昼寝中。そばを通過して緊張させてごめんなさい。

こうやって身近な自然を感じつつ、散歩中に考えたのはこれからのことだ。

今はコロナウイルスの影響で経済も止まっているし、感染も広がっていて大変な状態なのだろうけれど、そこで分かるのは今までのシステムの脆弱性だ。ウイルスとかはコントロール不能、この世界は複雑で自分の力でも国や政府のような大きな力でも何ともならない。

今まで思っていた、というか思わされていた教育が重要とか、お金を稼がなきゃとか、成長して自分に力を付けなくちゃとか、もうどうでも良くなってきた。作られたルールの中で頑張ることに、疲弊していた。それに気が付いていたけれど、どうしても止められなかったから辛かったのだが、これを切っ掛けにして少しは吹っ切れそうな気がする。

こういった非常事態だからこそ、収入を確保したいとか、もっと収入を上げたいと思っている人も多いのだろうが、ネットで稼ぐ方法とか見かけるとアホらしくなってくる。彼らと同じことをしても成功するかは分からないし、まして幸せになるとは限らない。

このコロナウイルスの感染拡大でこれからどうなるかは分からないけれど、足るを知る、といった生き方がしたい。変わるときは一気に変わるけれど、なかなか変われないんだよなあ。まずは半裸で日光浴でもしてみるしかないかな。

私がこんなアホなことを考えている中、イギリスでは今日も621人が亡くなり、合計の死者数は4934人となった。昨日よりは死者数が減ったので毎日の増加は止まったが、これが1~2週間は続くとみられている。

きっと数週間は外出禁止が続くだろう。運動禁止にだけはなってほしくない。

ただ有難いのは、政府が給与補償をしてくれることだ。収入が無くなって生活に困るといった心配はないので、かなりストレスは少なく済んでいると思う。イギリス政府には感謝しかない。

今のところはただ引き籠るしかないのだけれど、ストレスを減らすためにも家族や友人とマメに連絡を取るようになった。結局、大切なのは人との関係なのだろう。

便利だけれど、なんだか生きづらかった世界が、こんな形で目に見えないウイルスによって変わっていくとは想像できなかったな。

一人でも多くの人が助かりますように。