これからの渡航制限 信頼できる国であるか

最近、コロナウイルスの影響で気になっていることの一つに、自分の母国である日本が世界各国から信用されてる国であるかどうか、ということがある。

コロナウイルスのパンデミックに対し、日本政府は他の国とは違う対応を取っている。

最初はクラスター対策がうまく機能していたようだが、3月から4月にかけて感染が広がり始め緊急事態宣言が出され、感染経路が不明の感染者が多くなってきても検査を拡大せず、実態を把握できていない状態は続いている。

他の国とは違う対策を続けているので、一概に良し悪しを比べることは現時点では難しいかもしれない。しかし、コロナウイルス感染者がどの程度出ているのか実態を把握できるほどの検査をしていないのに、その中でいくら数字を出されても信用できないだろう。

現に、それに関しては既にアメリカの大使館が触れており、自国民に対し日本から離れるよう通達があった。また、イギリスのBBCニュースでも日本で検査を受けることと、コロナウイルス感染が疑われる人が医療を受ける事がどれだけ困難か記事になっており、対応が問題視されていた。

コロナウイルスに対し対応が遅れてしまったとか、ミスがあった、十分な対応ができなかった国は日本だけではないと思うが、「検査数が少なすぎて実態が把握できないから危険」などと指摘されている先進国は日本くらいではないだろうか。

コロナウイルスの場合、無症状者が自覚無しで感染を広めてしまうので、どの程度の感染者がいるか実態が掴めていない状況では、危険だとみなされても仕方がないだろう。

抑えこみに成功したとされている中国と韓国では、既にビジネス目的の渡航を開始し始めた。中国は3月28日から全ての外国人の入国を禁止していたのだが、5月から韓国の起業家は2週間の隔離なしで中国に入国し活動できるようになったのだ。ニュージーランドやベトナム、台湾など、コロナウイルスを抑え込んだ国だけが順次、隔離などなしで行き来を再開してくだろう。

そしてこれからは検査の徹底だけでなく、スマホアプリなどのテクノロジーも使って感染の把握をしている国の方が信頼され、行き来がし易い世界になるのではないだろうか。

日本のように検査によって感染の実態が把握できておらず、感染対策としてのアプリの導入もスムーズには出来そうもない国が、感染症の危険に対応しなければならない世界で他国との行き来を再開するのは難しいと思う。

感染対策としてのアプリの導入、個人情報の活用が日本では難しいと思う理由は「日本政府に対して国民の信頼がない」からだ。情報の隠ぺい・改竄が常の政府に、自分たちの情報を握られても構わないと思う人はほぼいないだろう。私なら日本政府主導で個人情報を把握されるのは嫌だ。

コロナウイルスへの対応では、海外からは既に日本はよく分からない謎の国だと思われている面は、少なからずあると思う。実態の把握をしようとしない日本と行き来するリスクは取れない、と考えられても仕方がないだろう。

今後、日本が先進国として世界で存在感を見せる姿は、どうしても想像できない。既得権益による狂ったシステムを壊さない限り、もう衰退していくしかないと思う。

感染症の危険がある中で、今後ますます世界からは安全であることを信用されない国になってしまった場合、日本のパスポートを持つ日本人であることが自分にとって足かせのように感じるかもしれない。今まで、日本のパスポートはビザなしで行ける国も多かったが、これからは相当な渡航制限がある可能性も考えておいた方が良いと思っている。

国を跨いで国籍の違う夫と行動を共にするのには不便だし、かなりのストレスになるだろう。日本は二重国籍を認めていないので、場合によってはいつか、国籍変更を考える必要が出てくるかもしれない。