イギリス2度目のロックダウンはそろそろ終わるが、経済危機は始まったばかり

イギリス2度目のロックダウンはそろそろ終わるが、経済危機は始まったばかり

イギリスはコロナ第二波を抑えるために二回目のロックダウン中だが、12月2日までなのでもうすぐ終わる。その後はロックダウン前のように制限が3段階に分かれるが、どの段階でも引き続きある程度行動は制限されていて、私の感想ではあるがロックダウンが「解除」されたような感じはしないだろうと思う。

ロックダウンの効果はあって感染の拡大は少しずつ治まってきているが、また「eat out to help out」という、イギリス版のGo toイートみたいな政策が行われれば感染は拡大するだろう。経済効果は少なからずあったようだが、その後に感染拡大して結局ロックダウンせざるおえなくなったので、経済効果は結局マイナスになったはず。コロナ感染拡大のhelpしちゃいました。

この政策を批判する声は出ていたので、今後は感染拡大を促すような政策が安易に取られないと良いなとは思う。

先日のイギリス財務大臣の発言では、経済危機は始まったばかりで2年は元に戻らないと考えられており、来年にピークを迎えるであろう失業者数は260万人ほどの見込みで、コロナのせいで背負った借金は3940億ポンドであり、これはGDPの19%ほどであるとのことだった。…すごい数字出てきたな。

おそらくこれから、私が経験したことのない大不況になる。

自分が大人になってから、これほど恐怖を感じる状況は無かった。東日本大震災の時もヤバいとは思ったが、自分が生活する関東では生活が元に戻るのも早かったように感じたし、東北以外の地域では問題なく経済活動が続いていたからここまでの危機感は持っていなかったが、コロナではそうもいかない。

イギリスは2度も全域でロックダウンを行った。経済状況は2年どころではなく数年は元に戻らないんじゃないかと思っているし、EU離脱でも相当な経済的打撃が予想されていたのにコロナが加わったのだから、マジでどうなるの?と不安しかない。怖いから畑でジャガイモ育てたい。

経験したことがないので、自分の身に降りかかるまでよく分からないだろう。大不況になると分かっていても、どうなるのか本当に分からない。自分の身に大きな問題が降りかからずに過ごせればラッキーだが、衣食住が確保できても少なからず影響はあるはずなので、準備しておくに越したことはない。

…夫が家を買おうとしているのを阻止する、とかね。

庭に畑は欲しいけれど、広い家が無くても生きていけるのだから、しばらくはこのままの生活で少しでも貯金できるようにしておくべきだし、この状況では出来る限り質素倹約するべきだと説明して、もう少し広い家に住み替えたい欲望を抑えてもらった。家のローンが高額だったら、何かあったときに即アウトだろう。私はこんなにビビっているのに、夫は楽観的だ。笑えないよ、マジで勘弁してくれ。

家の話や2回目のロックダウンでそれぞれの地域の感染状況を見ていて、安全な地域に住む、というのは結構重要なのかもしれないと思うようになった。

コロナウイルスの第一波はロンドン周辺、第二波はイギリス中央・北部で感染が急拡大していた。ロンドンは大都市で感染拡大しやすい条件がそろっていただろうし、第二波で感染が拡大していた地域は工場勤務などのリモートワークができない職に就く人たちが比較的多く、こちらも感染の拡大がし易い地域であったようだ。

こういった地域では2回目のロックダウン前に地域ごとの規制を敷いていた時、感染拡大が目立ってきた為規制が厳しくなった際に、経済活動を止めさせるなといった動きが出ていた。リモートワークができない人たちにとっては死活問題で、感染拡大を防いでも生活が成り立たなくなるから経済活動を制限するなという主張は理解できる。

1度目のロックダウンで既に息も絶え絶えの経済状況であれば、もうこれ以上規制に耐えられない人達がいてもおかしくはないし、感染の危険があるのにデモをするのは馬鹿だと切り捨てるのは違う気がする。むしろ、ちゃんと主張ができる人たちがたくさんいるんだなと感じた。こういったところに、黙って従うだけでただ耐えるのが当たり前の日本との違いを感じるが、数字を見て分かる通り日本と違い大量の感染者が出ているので、何とも言えない。

居住地域によってコロナの影響も変われば、そこに住む人たちの傾向も違うが、イギリスのことは詳しく知らなかったので、居住地域による特色というのを意識して考えたことがなかった。

私の住む地域は感染者が比較的少なく済んでいたのは、郊外の田舎で都市ではないので人は多くなく、工場勤務の人よりかは車で近くの都市へ通勤しリモートワークも可能な層が比較的多いらしいからだった。よく分からず夫を頼りに移住してきたが、別の地域だったらどうなっていただろうかと想像すると少し怖い。

コロナの影響を考えると人の接触が少ない…というより住んでいる人自体が少ない田舎に住んでいた方が安全で、今後別の地域への引っ越しを考えている人も少なくないだろう。私たち夫婦も少し考えているが、私にこの辺の地域に関する知識が全くないが残念だ。

もし日本に住んでいたらこの辺りの田舎が良いなとか、行ってみて確認したいこともいっぱい出てくるし、こういう田舎暮らしがしたいというのも想像つきやすい。日本の田舎であれば安い賃料で家を借りる・買うことも出来そうだし、コロナを機に移住計画を立てるのは楽しそうだ。イギリスのカントリーサイドも美しくて素敵だが家は高額だし、自分の生活を想像すると私にはまだ文化の違いもあって違和感がある。

まだ暫くはこの家から離れられないと思うが、数年以内には広い庭のある家で野菜とか作ってまったり生活したい。コンサバトリーで読書も気持ちが良さそうだし、夫を諫めておきながらもこういうことを考えると別の家に引越ししたくなる。

ワクチンへの期待も大してしていないけれど、今後どうなるかなあ。怖いよう。