美容師を辞めた後、まつげエクステの仕事を始めて、もう7年ほどになります。
この夏にイギリス移住予定の為、今月の半ばにはまつげエクステの仕事から離れますが、まつげエクステの接着剤のアレルギー症状が年々酷くなり、もう続けることは難しいなと思っています。
まつげエクステの仕事を始めてから3年ほど経った頃、手荒れが酷くなり始め、春の花粉の時期には鼻の調子が悪くなることも原因となり、喘息の症状に悩まされるようになりました。エクステの仕事を控えると回復していくことから、手のアトピー症状や鼻炎・喘息の症状が接着剤のアレルギーが原因であることは、すぐにわかりました。
まつげエクステの接着剤が乾くときに発生する、ホルムアルデヒドという有害物質が原因です。シックハウス症候群の原因物質としても知られています。
アレルギー体質の私も、接着剤のアレルギー症状が出てしまう可能性があることは、最初にまつげエクステについて学んだ時から分かってはいましたが、ここまで生活を不快にするものだとは思っていませんでした。
今の手の状態はこうなっています。



まつげエクステを何年も続けている人も多くいる現在では、まつげエクステを止める人もネット上ではちらほら見かけるようになりました。
その理由は、何が綺麗・カワイイと感じるかなどの価値観の変化や金銭的な面もあるでしょうけれど、少なからずアレルギー症状などの目元の不調を感じるようになったから、というのもあるのではないかと思っています。
私の手・腕にアトピー症状が出たり、時期によっては鼻炎による鼻水→喘息の流れて症状が多岐にわたっていく…というのを考えても、安全ではないでしょう。
特に、まつげという目の粘膜に近いところでホルムアルデヒドの刺激にさらされるわけですから、安全性や今後のことを考えても、私の中でまつげエクステを付け続けることはお勧めできなくなっています。
危険性が分かっていて、良いとは思えないものを提供していくことはできないなと感じてしまったのです。美容師の時と同じ結論が出てしまいました。
美容師の時はカラー剤・パーマ液・トリートメント等の化学物質で傷ついていく髪や皮膚を見て、今と同じような気持ちになりました。その上、そういった化学物質を使った施術を少しでも多くやっていかないと利益が出ないようなシステムに気が付いてしまい、美容師の仕事を離れました。
美容の仕事は好きですが体が付いていかないことと、自分の価値観の変化や小さいころから植え付けられてきた常識を疑い始めたころから、今のような美容の仕事は続けられなくなるだろうなとは思っていましたが、慣れた仕事を止めるには勇気が要りますね。
あと数日でまつげエクステの仕事から離れますが、その後は健康的な生活を続け、以前のように自分の自然治癒力を高めてアトピー症状を完治させるつもりです。
アレルギーやアトピーの原因となる物質にさらされても、ステロイド剤は使わずにうまく付き合えないかなとやってみましたが、無理でした。
接着剤は直接触るわけではないので、美容師の時ほどアトピー症状は酷くならないだろうと思っていましたが、考えが甘かったようです。
アトピー、アレルギーの症状を無くすには、原因となるものを徹底的に自分の生活から排除することが第一です。そのうえで体の排泄機能を高めたり、健康的な生活を続ける必要がありますね。
頑張ります。