最近、花粉の刺激もあるせいか顔が痒いです。
耐えられないほど辛い症状は出ていないので、普通に過ごしていますが、先日、ちょっと気になることがありました。
私と同じように皮膚が弱くアレルギー持ちの、同じお店で働いているスタッフが、以前の私と同じような顔・首のアトピー症状が出てしまっていました。
あのアトピー特有の赤み、腫れ等の炎症と痒みです。
普段はステロイドは使わずに市販薬や基礎化粧品などの変更で対処していたようですが、やはり辛かったようで今回ばかりは皮膚科へ行っていました。
その際に処方されていたのが、ステロイド剤です。そのような状態で普通の皮膚科に行けば、当たり前のようにステロイド剤が処方されます。
ステロイド剤を使うと、夜に塗布すれば次の日の朝にはビックリするくらい、症状が改善されます。
彼女ももちろん、劇的に症状が改善されていました。…なんだか昔の自分を思い出し、複雑な気分になりますが。
普通はここで一安心。やっぱり皮膚科の薬は効くから助かる!とか、とりあえずは症状が治まるまで使って終わり、という感覚ではないでしょうか。
でも、薬が効きすぎて怖いと感じる方も多いようですし、中にはステロイド剤の副作用を気にして使用を避ける人もいるでしょう。
私は、アトピーのような皮膚の炎症にはステロイド剤を処方するという、今の標準的な治療法に疑問を持っています。
ステロイドを使えば、一時的に症状は改善されます。それも、ものすごい早さで。
しかし、結局は症状の悪化とステロイド使用して改善の繰り返しで、アトピーが完治することはありませんでした。
そんな中で気が付いたことは、ステロイド剤の使用という対症療法ではなく、アトピーの原因を断つ根本治療が必要なのだということです。
長年アトピーに悩まされていましたが、皮膚科へ行ってステロイド剤を処方してもらうだけで、「治してもらおう」という感覚でいた事も良くなかったなと思っています。
その為、考え方と行動を変える必要がありました。
いろんな本を読んで情報収集し、今まで自分のアトピー症状が悪化したときの状況を振り返り、何が原因であったのか、どこを変えれば改善されるか考え、実践することにしました。
調べれば調べるほど、知れば知るほど、使い続けるデメリットが大きすぎるし、 ステロイド剤では根本治療になりえないことが分かります。
アトピーの原因は単純ではなく複数の要因が関わっていて、完治させるには薬に頼るのではなく、自分の体がもっている自然治癒力に任せる必要があります。
因みに、アトピーを治すには何が大切か一番分かり易かったのは、こちらの本でしょうか。
私のアトピーを完治させたのは、自分の体がもつ自然治癒力です。
なぜ皮膚科では多くの場合、安易にステロイド剤が処方されてしまうのでしょうか。
アトピーで苦しむ人が本当に必要なのは、対症療法ではなく根本治療であり、そのための知識を得て実践することです。
前述した彼女は、結局アトピーの対症療法でステロイドを処方されただけです。
ただの対症療法ではなく、アトピーを改善するには何が必要なのか、皮膚科医からもっと発信があればいいのにな、と思います。
残念ながら、私はまだ前述の彼女からは信用を得ていないので、私が少し伝えたくらいでは響かないでしょう。
アトピーを何とかしたくて皮膚科に行ったのに、ステロイドを処方されるだけという状況が変わってほしいです。