今年の4月、アトピーを治そうと決めました。
そもそも、アトピーは治らないと言われているのに、なぜそう決めたのでしょうか。
ここで、ざっと私のアトピーとの戦いをご紹介します。
子供の頃にアトピーを発症しました。一度は収まり、しばらくは健康な肌で過ごしていましたが、小学校高学年で目の周りにアトピー湿疹ができ始めます。
中学生の頃、顔・首・頭皮・胸・背中・お腹にアトピーが広がった上に、顔にニキビが大量発生!!→精神的に病んでしまいました。
高校生の頃には顔・首以外はあまり湿疹ができなくなりましたが、汚い自分の顔が嫌で、生きることが苦痛でした。その後、大学受験に失敗し(明るい未来など想像できない・何もしたくない・早く死にたいと思っていたので勉強しなかった)、軽くひきこもりました 笑
そこで、この人生を変えるには、自分の見た目を何とかするしかない!と一念発起!!
アトピーは治らないと思っていたため、美容の知識・技術を得る為に美容学校へ。ひきこもりの私にとって、美容学校のキラキラした生徒さんたちは苦手意識が強く、学校では浮いていましたが、なんとか無事卒業。
ちなみにアトピーなのに美容師の仕事するなんて、アトピーがさらに酷くなるだけなのに、あの頃の自分は表面上でもいいから、とにかく外に出られる見た目になりたかったのです。(女性でも自分一人食べていけるくらいの経済力は持ちたかったので、手に職だしこれしかないと思ったのでした。)
アトピー悪化の為、美容の仕事を選んだことを、美容師になってから一時期は後悔する羽目になります。
美容師として働き、何とか社会に出て働いて生活することが出来るようになったことは、ひきこもっていた頃から考えるとかなりの進歩でしょう。
美容の仕事を通じて、「美しさ」とは何だろうと問いかけ続けたましたし、美しくなる為に過ごしていました。
…が、アトピーとデカい吹き出物が治ったりできたりの繰り返しで、「美しさ」とは程遠い状態でした。もう、美容の知識・技術ではカバーしきれない根本的な何かを変えない限り、求める美しさは手に入らないと考えるようになりました。
一生ステロイドに頼りながら、良くなったり悪くなったりの繰り返しで、アトピーと付き合っていかなければならないのかな?という疑問。
働き始めてから、経済的・精神的な自分の人生の不自由さに気が付き、自由になる為に読書をし、考え、行動してきました。
そんな中、美容・健康・医療・資本主義のこの社会について学ぶうちに、世の中のからくりに少しずつ気が付くようになってきました。
日本では、アトピーは治るものなのに原因不明で治らないと決められていて、対症療法しかされていないからか…と。ああ、知らないことは怖いことだと思ったのです。
私がアトピーにどれだけ悩んだきたか。また、アトピーに悩まされている人がどれだけいるかを考えると複雑な気分になります。
でも、治るって気が付いたことはラッキーだから、やってみよう!!ということで、アトピーを完治させる決意をしたのでした。