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イギリス移住でアトピー対策、どの洗剤・石鹸を使う?

イギリス移住でアトピー対策、どの洗剤・石鹸を使う?

イギリスへ移住する時、心配だったことの一つにアレルギー症状やアトピーがある。

私は小さい頃からアトピー症状に悩まされてきた。

小さい頃に恐らくステロイドを使って症状を抑え、幼稚園に入るころには症状は出なくなっていたようである。酷かった時の写真はなく(可哀そうだと親が写真を殆ど撮らなかったそうだ)、覚えていないので正確には分からない。

小学校高学年のころから、基礎化粧品とかメイクに興味を持ち始め、今まで使用していなかった洗顔フォームやお洒落な(笑)シャンプーやボディーソープなどを使うようになった。

そのころから少しずつアトピー症状が出るようになり、顔・首には常に湿疹ができていて時期によっては背中やウエスト周りもアトピー湿疹、酷いときは頭皮がジュクジュクしてその他の部位も悪化するような感じだった。

そのせいか、見た目を気にして引きこもりになり、何とか外に出ようと見た目を変えるために美容学校に進学して美容師になったほど、アトピーやアレルギー症状は私の人生に大きな影響を与えている。

イギリスに移住するとなると、今まで日本で培ってきた自分のアトピー・アレルギー対策が出来なくなる。

アレルギー・アトピーの症状は、ストレスの影響も大きく受けることは分かっているので、移住のストレスも大きいだろうし悪化しないか心配だ。

アトピー対策として日本で気を付けていたこと

今までの経験上、私のアトピー・アレルギー症状が悪くなるのは、合成界面活性剤などの化学物質によるものだった。

小学生の頃の洗顔フォームやシャンプーに始まり、メイク用品や美容師の施術で使う薬剤、まつげエクステのグルーもそうだ。

こういったものに触れる・吸い込んだりすると、アトピー・アレルギー症状に悩まされる。

そしてその症状を一時的に抑えるため、医師に処方されるままステロイド剤を使用していたのだが、色々調べていくうちに、ステロイドの使用を止めて根本的にアトピーを治す必要があることに気が付いた。

その為、ステロイドの使用を絶ち、これらの化学物質を生活から極力排除した結果、アトピーを完治させたのである。他のアレルギー症状も出なくなった。

日常生活で使用するものから、仕事で使用するものまで変える必要があったが、仕事に関してはさすがに簡単には変えられなかった。その仕事を辞めるしかないのだから。

美容師を辞めてから症状は劇的に良くなり、まつげエクステの仕事に変えた当初は大きな問題はなかったが、続けるうちにまつげエクステのグルーによるアレルギーが出るようになった。そこでアトピー湿疹も再発したのである。

まつげエクステの仕事も辞めて、化学物質を生活から徹底的に排除した結果、そこでようやくアトピーが完治したのである。

仕事が原因なら、難しいかもしれないがその仕事を変えるしかない。

そして日常生活では、使用する洗剤は全てただの石鹸に変えた。

基本的に使っていたものは「シャボン玉石鹸」である。

顔も体もただの石鹸で洗い、髪は石鹸シャンプーにクエン酸リンス。掃除や洗濯もシャボン玉石鹸の商品を使っていた。

合成界面活性剤と違いしっかりと水で洗い落とせることもあり、これに慣れると使用感はとてもよく感じるので、普通の合成界面活性剤のシャンプーやトリートメントなどが使えなくなる。

顔の湿疹もよくできていたので、メイクのクレンジングだけでなく一時はファンデーションや石鹸さえ使用するのを止めていた。

色々試してみた結果、基礎化粧品はワセリンのみになった。というか、皮膚に使用する保湿剤的なものはワセリンしか使わなくなったのである。他のものは必要ない。

一度アトピーを完治させた後は、どの程度ならメイクをしても大きな問題にならないかを試しながら生活してきた。

ポイントメイクはOKである。ファンデーションの使用と石鹸での洗顔は問題ないこととしているが、クレンジングと他の洗顔フォームの使用は避けている。

アトピー対策として、イギリスで日本と同じ生活用品を使い続けるのは困難

イギリスで化学物質だらけの美容の仕事をすることは、恐らく無いだろう。

私にとって問題になるのは、イギリスでどの洗剤を使うか、シャンプー・トリートメント的なもの・ボディーソープ、石鹸、保湿に使っているワセリンはどうするか…である。

調べるのも大変だから、現地の一般的なものをとりあえず使ってみることにした。

ただ、一気に全て現地のものを使う勇気はないので、顔・体用の石鹸と白色ワセリンだけは、今まで通りのものを使用している。

掃除や洗濯で使用する洗剤は、夫が元々使っていたものを一緒に使っているが、今のところは問題ない。

シャンプー・コンディショナーは、大好きなTESCOの大きな店舗でザっと見て、何となく皮膚への刺激が少なそうな「Herbal Essence 」のDaily Detox Shineを選んで使っている。

この商品はシリコン、パラベン、パラフィン、着色料、グルテンが使用されていないようだったので選んだ。

匂いも嫌いじゃないし、大体のお店で2~3個買うと割引になるのでお財布にも優しい。

シャンプー・トリートメントは皮膚に与える影響が大きいと感じているので、念のために移住前から半年以上は使っている。

今のところは問題ないので大きな問題が出ない限り、これを使い続けると思う。近くのスーパーでも買えるので手に入れやすいし。

移住先のシャンプーが合わないと悩む人もいるそうだが、日本の製品でアトピーに悩まされてきた私からすると、ここのシャンプーの方が問題なく使えるように感じてしまう。

そもそも水が違うので、現地のものを使った方が泡立ちとか使用感が良いのではないかと考えている。

アトピーが悪化しない限りは、現地のものを試すのも面白いだろう。

あとは今、体と顔を洗える石鹸を試してみたいと思っている。

まずは手洗い用に普通の石鹸を買って使っているが、手だけなので何とも言えない。これに慣れて、今の自分が持ってきた石鹸がなくなったら使うことになるだろう。

ただ、バスタブでシャワーを浴びることを考えると、体はシャワージェルを使っら方が洗いやすそうなので、体を石鹸で洗うのは止めようかと思い、現地のシャワージェルを使ってみている。

スーパーマーケットなどでよく安売りしている、「Original Source」のシャワージェルだ。ちなみにパラベンフリー。

このシャワージェルが原因なのかは分からないが、イギリスに来て2週間以上が経つ中、指先の乾燥と体の痒みと乾燥が出てきている。

指先の乾燥と手荒れのせいで、スマホやパソコンなど電子機器の指紋認証が出来なくなってしまった。地味に不便である。

まだ症状は酷くはないが、これからどう変化するか注意が必要だ。

湿度が高いので、日本のような冬の空気の乾燥のせいではなさそうだ。水が違うせいなのか、その他の洗剤や石鹸が合わないのかはまだ分からない。

とりあえず、しばらくシャワージェルの使用は控えて様子を見るしかない。

保湿剤として使っている白色ワセリンに関しては、日本の方が安いし色も透明だから好きなのだが、ここでは普通のワセリンと香り付きだったりココアバターが添加されたものなどは簡単に手に入る。

ワセリンは基本的にイギリスの方が価格が高いが、種類が豊富で面白そうなのでいろいろ試してみるつもりだ。

イギリスでも快適に過ごせるように、色々使ってみてお気に入りの生活用品を見つけていきたい。

頑張るぞ、と。